ポルシェデザインより創業50周年を記念し現代的にアップデートを果たした「クロノグラフ 1-オールブラック ナンバードエディション」を発表

創業50周年を祝し、ポルシェデザインはファーストモデルにオマージュを捧げる「クロノグラフ 1–1972 リミテッド・エディション」限定500本を2022年初頭に発表した。そして早期に完売させたことは記憶に新しい。これに続き、同社のアイコンでもあるオールブラックモデルが再び発売されることとなった。「クロノグラフ 1-オールブラック ナンバードエディション」だ。
これは「クロノグラフ 1–1972 リミテッド・エディション」とサイズやスペックは同じであるが、サファイアクリスタル製ケースバックを採用したことが大きな違いである。他に現代的なロゴやフォント、ペンシル型の分針の採用といったディテールのアップデートが見られる。

現代的にアップデートを果たしたポルシェデザインのアイコニックモデル

　1972年、ポルシェデザインはブランド初となる腕時計「クロノグラフ 1」を発表した。これはポルシェのスポーツカーのダッシュボードディスプレイのデザインを採用し、その美学を腕の上に再現しただけでなく、前例のないオールブラック仕様によって時計界に衝撃を与え、新たなトレンドを確立した伝説のモデルとなった。

　それから半世紀が過ぎた2022年初頭。創業50周年を祝して、ポルシェデザインは「クロノグラフ 1–1972 リミテッド・エディション」を発表した。この自動巻き腕時計は「クロノグラフ 1」にトリビュートを捧げたものである。世界で限定500本が作られ、間もなく完売を記録した。

　そしてこのたび愛好家に再び朗報が届いたのである。現行コレクションの一部として「クロノグラフ 1-オールブラック ナンバードエディション」が加わるのだ。これは年産1000本を予定しており、店頭には11月頃から並ぶ見通しである。

現在ブランドが採用しているモダンなロゴやフォントを採用

　ポルシェデザインの真のスタイルをまとった「クロノグラフ 1-オールブラック ナンバードエディション」は、1972年のファーストモデルを彷彿とさせるオールブラック仕様でありながら、繊細かつはっきりとした更新が見て取れる。マットブラックの文字盤に配されたロゴは現在採用されているモダンなもので、タキメーターとデイデイト表示にも現在のポルシェで採用されているフォントがあしらわれている。カウンターもわずかにくぼんでいる。

チタンケースにC.O.S.C.認定取得の自動巻きムーブメントを搭載

　動力を供給するのはC.O.S.C.認定を取得した自社製自動巻きキャリバー、ヴェルク01.140だ。ケースバックはサファイアクリスタル製のトランスパレント式となっており、ロゴの形にくり抜かれたローターなど新しいデザインを堪能することができる。ケースとブレスレットはブラックのカーバイド・コーティングを施したチタン製だ。3連のブレスレットにはクイックリリースシステムが搭載され、そして微調整が可能なフォールディングクラスプを備えている。現代的にアップデートを果たしたポルシェデザインのアイコニックモデルを堪能したい。