ローラン・フェリエは、スイス・ジュネーブにある高級時計店サロン・デ・オルロジェとコラボレーションを果たし、「クラシック マイクロローター - サロン・デ・オルロジェ エディション」を発表した。
わずか25本のみが作られたこのモデルの文字盤には、ローラン・フェリエのアイコニックカラーでもあるブルーが異なるトーンで取り入れられた。
また高級時計としてふさわしい仕上げが施されたケースには、革新的な技術を取り込んだマイクロローター採用の自動巻きムーブメントが搭載されている。中でも見るべきは、卓越した職人技が息づく出色のムーブメント装飾だ。
Text by Sabine Zwettler
2022年6月1日掲載記事
2年をかけて完成した、ローラン・フェリエと高級時計店サロン・デ・オルロジェとのコラボレーションモデル
ローラン・フェリエの「クラシック マイクロローター - サロン・デ・オルロジェ エディション」は、小石を思わせる形状のステンレススティールケースや、魅力的なツートーンのブルーカラーとセクターダイアルが特徴だ。この限定モデルは、ローラン・フェリエとスイス・ジュネーブにある高級時計店サロン・デ・オルロジェとのコラボレーションにより誕生した。生産数はわずか25本のみで、約2年の歳月をかけて製作された。
今やブルーはローラン・フェリエのあらゆるウォッチコレクションに欠かせない色だ。アールデコにインスパイアされた文字盤は、グレイン仕上げのディープブルーの中央部、マットホワイトのチャプターリング、サンドブラスト仕上げのディープブルーのアウターリング、オパーリン仕上げのスモールセコンド、そしてマットホワイトの繊細な外周部分が組み合わされている。調和の取れたトーンと質感を持つ文字盤は素晴らしいの一言に尽きる仕上がりである。
文字盤には、アセガイ型の時分針と、バトン型の秒針が組み合わされた。
マイクロローター採用の最先端の技術を取り込んだ自動巻きムーブメントを搭載
「クラシック マイクロローター - サロン・デ・オルロジェ エディション」は、ジュネーブを拠点とするブランドらしく、革新的なディテールと最高の仕上げを備えた自社製自動巻きキャリバーFBN229.01を搭載している。逆回転防止爪付きの片巻き上げ式マイクロローターを採用し、パワーリザーブは約3日間だ。またシリコン素材を用いたダブル・ダイレクトインパルス・エスケープメントを採用している。この革新的な構造によりエネルギー効率は最大化され、テンプの高振幅が生み出される。
卓越した職人技が光る装飾仕上げ
高級時計製作の伝統に則ったムーブメントの卓越した仕上げは、ジュネーブにあるローラン・フェリエの工房で施されている。ブリッジのコート・ド・ジュネーブ模様や地板のサーキュラーグレイン仕上げに加え、手仕上げの面取り、ネジ頭のポリッシュ仕上げなどが見られる。爪やテンプ受け、マイクロローター受けのポリッシュ仕上げ同様に、18Kソリッドゴールド製マイクロローターのギヨシェ仕上げも手作業で行われ、このモデルに独特な輝きを与えている。またサファイアクリスタルのケースバックからは洗練された職人技と見事な構造が見て取れ、愛好家の目を喜ばせてくれるだろう。
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