世界のセレブたちのプライベートなワンシーンを切り取り紹介する連載コラム「セレブウォッチ・ハンティング」。今回は人気お笑いコンビ、バナナマンの日村勇紀が着用するG-SHOCKについて紹介する。
Text by Yukaco Numamoto
2022年8月21日掲載記事
毎日のようにテレビで見かける「バナナマン」のふたり。日村勇紀(ひむらゆうき)と設楽統(したらおさむ)で1993年にコンビを結成し、2008年のキングオブコントで準優勝を果たした。舞台コントが原点だと考える2人だが、コント以外のトーク番組やバラエティ番組でも大活躍中だ。コンビで時計好きであることも知られているが、日村はもともと”時計を着けない派”だった。
「とんねるずのみなさんのおかげでした」をきっかけに時計好きになったバナナマン日村
「締め付けられる感じが好きじゃないから時計を買ったことがない」と、「とんねるずのみなさんのおかげでした」という番組内での半ば強制的に高いものを買わされるという企画で語っていた日村。
「とんねるずのみなさんのおかげでした」の企画は時計に興味がない視聴者にも「凄い時計があるものだ」と伝える力があったのではないだろうか(弊害も一部生んでしまったかもしれないが…)。元々時計が好きな人の選択を見るだけではなく、自分がこれから時計を買う人に薦めるならコレを選ぶだろう、という楽しみ方もできる番組だった。
今回は「とんねるずのみなさんのおかげでした」がきっかけで時計沼にハマった日村の時計愛に注目したい。「バナナTV」内の香港ロケへ出発する前にコンビ、スタッフも含めておそろいで購入したG-SHOCKだ。夏の旅先では特に重宝する時計だろう。
時計沼にハマるバナナマンのふたり
バナナマンの日村は冒頭の言葉どおり、時計をしない派の人間だったそうだ。ところが、「とんねるずのみなさんのおかげでした」のハワイロケの番組内企画でロレックス「オイスター パーペチュアル コスモグラフ デイトナ」18Kイエローゴールドロレゾールモデル(Ref.116523)を13万円だという嘘の情報を信じ込んで買ったのがファーストウォッチとなった。
店を出たあとに130万円だった、と知らされて驚愕する……という流れだったので、ともすれば時計を嫌いになる場合もあったと思うが、日村はロレックス「オイスター パーペチュアル デイデイト(Ref.118238)」やウブロ「ビッグバン サンモリッツ ホワイト(Ref.301.SE.230.RW)」など多くの時計を所有している。逆に時計沼にハマったパターンだ。
相方の設楽も時計好きで知られ、A.ランゲ&ゾーネ、パテック フィリップ、オーデマ ピゲといった高級時計を何本もコレクションしている。上記動画の中で設楽はパテック フィリップのアクアノート(Ref.5167A-001)を着用しているのが確認できる。
ネット限定で配信されている冠番組『バナナTV』の「#3-2「ペアウォッチ!!」バナナTV香港編 元気.陽気.日村勇紀!!」より。
「設楽さんとのペアウォッチを買いたい」と希望する日村は時計好きの先輩としても設楽に全幅の信頼を寄せているようだ(ちなみにネタ作りも設楽が中心となって行っているとのこと)。
人柄の良さが言動に感じられるコンビ
攻撃的な笑いをとる芸人も多い中、バナナマンのふたりは優しい。過去のイベントで来場者に突然頬を叩かれたことがある、という気の毒なエピソードを持つ日村だが、大人の対応で笑いに変えたというから驚きだ。
コンビ名の由来は欧米で日本人を差別的に呼ぶときの「バナナ」(見た目は黄色いのに中身は白人であるかのように振る舞うからだとか)から来ているそうだ。しかし、1993年の結成からコンビ歴29年。幅広い年齢層から愛されるフルーツの意味に近い存在となっているのではないだろうか。時計沼から抜けられないふたりがこれから選ぶ時計も楽しみだ。
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