スポーティーにもクラシックにも合うオールラウンダー！ブルーダイアルの腕時計10モデルを紹介

ブルーのダイアルはここ何年も続く時計業界のトレンドであり、今後もその人気は続いていくだろう。なぜなら、金属や白、黒のダイアルよりも引き立つが、赤や緑のダイアルに比べて控えめな印象を与えるというアドバンテージがあるからだ。

各ブランドはあらゆるトーンのブルーを活用している。しかし、なぜこの色はそんなに人気があるのだろうか？　それはスポーティーなモデルとも、クラシックなモデルとも相性がいいからだろう。ブルーダイアルの腕時計は、まさにオールラウンダーといえる存在なのである。今回はブルーダイアルの腕時計10モデルを紹介する。

オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク “ジャンボ” エクストラ シン」

　ロイヤル オークの50周年記念モデル「ロイヤル オーク “ジャンボ” エクストラ シン」。ステンレススティール製ケースのモデルには、オーデマ ピゲではおなじみのブルーダイアルに、プチタペストリー模様が組み合わされている。厚さわずか8.1mmのケースには、新型の超薄型自動巻きキャリバー7121を搭載。このキャリバー7121は、ロイヤル オークのデビュー以来搭載されていた歴史的なムーブメントである、キャリバー2121に代わるものだ。入手困難なモデルである。

IWC「パイロット・ウォッチ・オートマティック “ローレウス・スポーツ・フォー・グッド”」

　ブルーセラミック製ケースを採用した初めての「ローレウス」特別エディションが、「パイロット・ウォッチ・オートマティック “ローレウス・スポーツ・フォー・グッド”」だ。インデックスや針には蓄光塗料がしっかり塗布されており、ブルーダイアル上での視認性を高めている。軟鉄製インナーケージは、磁場の影響からムーブメントを保護している。組み合わされているのは、テキスタイルインサートが施されたラバーストラップ。IWCはこのモデルの売上げの一部を、スポーツを通して社会貢献を行う「ローレウス・スポーツ・フォー・グッド」に寄付している。

オリス「ダイバーズ 65 キャリバー400 クロノス リミテッドエディション」

「ダイバーズ 65」コレクションに初めて導入されたステンレススティールベゼルを備えるオリスの「ダイバーズ 65 キャリバー400 クロノス リミテッドエディション」。ノンデイトのアイスブルーダイアルは中央から外周にかけて段々と濃くなるグラデーション仕様で、サンバースト仕上げが施されている。名前の通り、オリスとドイツ版クロノスのコラボレーションモデルとなっており、世界限定200本で販売されている。

フォルティス「ストラトライナー S-41 ブルー ジャパン」

　フォルティスの「ストラトライナー S-41」は、宇宙を旅する人を想定して作られたコレクションである。搭載されるキャリバーWERK17は、成層圏の過酷な条件下でテストが行われ、認証されている世界初のもので、コラムホイールを採用したクロノグラフムーブメントだ。

　このブルージャパンエディションには、ちょっとした遊び心が加えられている。秒針に施された赤と白のカラーリングは、もしも秒針が超高速で動くならば、ダイアルの中央に赤色の円の残像を作り、日本の国旗のようになるだろう。

ミドー「オーシャンスター アニバーサリー アーキテクチャーモデル」

　ミドーの「オーシャンスター アニバーサリー アーキテクチャーモデル」は、ジブラルタル海峡のモニュメントであるエウローパ岬灯台からインスピレーションを得たモデルだ。マットな質感の文字盤、赤いステッチを施したファブリックストラップ、灯台をイメージしたニス塗装の秒針など、ブルーに赤を加えたマリンテイストのデザインとなっている。また、ケースバックには灯台のエングレービングが施されている。搭載される自動巻きムーブメントのキャリバー80は、約80時間のパワーリザーブを備える。

ノモス グラスヒュッテ「アホイ デイト アトランティック」

　ノモスの「アホイ デイト アトランティック」は、濃いブルーの文字盤にスーパールミノバのコーティングが施された針やインデックスが映えるスポーティーなデザイン。ネジ止めされたケースバックはトランスパレント式で、グラスヒュッテ独特の3/4プレートとロジウムメッキの表面加工が施されたムーブメントを観賞できる。ダイアルとカラーコーディネートされたテキスタイルストラップは、ブランド専用にフランスでテイラーメイドされたものだ。

ダマスコ「DK30」

　ドイツの時計メーカーであるダマスコの、自社製ムーブメントを搭載した「DK30」。この自動巻きムーブメントはローター部分にセラミックスのベアリングを使用しており、従来のモデルに比べて巻き上げ効率が約10％向上している。ケース素材には、時計業界の一般的なステンレススティールの約4倍の硬度を備える特許取得の「サブマリンスティール」を採用。文字盤のインデックスや針には蓄光塗料が塗布され、暗所でも視認性を保持する。

フォーメックス「フィールド ぺトロールブルー」

　ペトロールブルーの文字盤に、硬化処理が施されたサンドブラスト仕上げのグレード2チタニウムケースを組み合わせたフォーメックス「フィールド ぺトロールブルー」。ややくぼんだアラビア数字のインデックスにはオールドラジウムカラーのスーパールミノバが塗布されており、ダイアルカラーと相まってレトロ調の仕上がりとなっている。

サーチナ「DSアクションダイバー」

　耐傷性に優れたセラミックス製の逆回転防止機能付き回転ベゼルを備える、サーチナの「DS アクションダイバー」。針とインデックスには、水中での視認性を担保するためにスーパールミノバが塗布されている。このISO基準のダイバーズウォッチに搭載されているのは、ETAムーブメントを改良したパワーマティック80.611。非磁性合金ニヴァクロン製のヒゲゼンマイが採用されている。

チトーニ「シースコーパー600」

　ダイアルと逆回転防止機能付の回転ベゼルに濃紺があしらわれたチトーニの「シースコーパー600」。堅牢なケース、特別なシーリングシステムを備えたリュウズなどによって、60気圧防水を実現している。Swiss Tide Ocean SAによって製造されたストラップは、海洋プラスチックが使用されている。