世界のセレブたちがどんな時計を着けているのか、ワンシーンを切り取り紹介する連載コラム「セレブウォッチ・ハンティング」。今回は現役引退を発表したスイスのテニスプレイヤー、ロジャー・フェデラーが着用するロレックスを紹介しよう。
Text by Yukaco Numamoto
2022年10月30日掲載記事
数々の偉業を成し遂げたテニス界のスーパースター、ロジャー・フェデラー
2022年9月29日に現役引退を発表したスイスのテニスプレイヤー、ロジャー・フェデラー。男子テニスで四大大会20勝の偉業を成し遂げ、テニスファンのみならずその名を知られる存在だ。
現在41歳のフェデラーは引退した後もテニス界のスーパースターであると言えるだろう。全豪オープン6回、全仏オープン1回、ウィンブルドン8回、全米オープン5回を含む、20回のグランドスラムタイトルを獲得している。世界ランキングも通算310週男子シングルスで1位を獲得した。
テニスファンでなくとも、この成績はいかにすごい業績なのかが窺い知れる。ロレックスだけでなく、株式会社ユニクロもフェデラーとパートナーシップを結んでおり、引退後には来日イベントが計画されている。2022年11月19日には「UNIQLO LifeWear Day Tokyo 2022 with Roger Federer」と題されたイベントが東京・有明コロシアムで開催される。このイベントにはフェデラーと共に、プロ車いすテニスプレイヤーである国枝慎吾、さらに錦織圭も登場するというから、テニスファンにとって豪華なイベントになりそうだ。現役生活を終えたフェデラーの偉業を称え、次世代に彼の功績を伝える目的で開催される。
近年、ひざの怪我に悩まされていたことにより、引退を決意したというフェデラーであるが、今後もテニスに関わり続けていきたいという意思を表明している。有明のイベントではフェデラーと国枝による小学1年生~4年生の子どもたちを対象にしたテニスセッションも予定されている。神と呼ばれたテニスプレイヤーの姿を観覧するチャンスだ。
ロジャー・フェデラーは、ロレックス「オイスター パーペチュアル スカイドゥエラー」を着用
ロジャー・フェデラーが、2018年にメルボルンで開催された全豪オープンで20度目のグランドスラム優勝を果たした際の写真を見ると、その手元にはロレックス「オイスター パーペチュアル スカイドゥエラー」が着けられていた。
2012年に発表された「オイスター パーペチュアル スカイドゥエラー」は、年次カレンダーに加え、ダイアルの回転ディスク上の第2タイムゾーンが表示されるGMT機能、さらに、ロレックス独自の革新的なシステムである回転式のリングコマンドベゼルを搭載する腕時計だ。ロレックスのスポーツモデルではなく、ドレスウォッチのラインに属する。スポーツの中でもエレガントな要素が多いテニスプレイヤー、しかも世界中を飛び回るアスリートが選ぶ時計にふさわしいモデルだ。また、フェデラーが着用しているステンレススティールとホワイトゴールドのフルーテッドベゼルのコンビネーションモデル(ホワイトロレゾール)は2017年に発表された比較的新しいモデルで、魅惑的な輝きと堅牢性を両立させ、ブルーダイアルとあいまってラグジュアリーな爽やかさを演出している。
自動巻き(Cal.9001)。40石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。SS×18KWG(直径42mm)。10気圧防水。
スイス国籍のアスリートとして、ロレックスが長期にわたる契約を結んだフェデラーは、これからもテニスの楽しみを世界中に伝える「空の居住者」であり続けるのだろう。
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