世界のセレブたちがどんな時計を着けているのか、ワンシーンを切り取り紹介する連載コラム「セレブウォッチ・ハンティング」。今回はFIFAワールドカップで森保ジャパンを率いた森保一(もりやすはじめ)現・日本代表監督が着用するウブロの時計を紹介しよう。
Text by Yukaco Numamoto
2022年12月11日掲載記事
選手に「そんな監督どこにもいない」と愛される、人間性や指導力を備えた森保一監督
FIFAワールドカップで決勝トーナメントに進出し、惜しくもPKで涙を飲んだ森保ジャパン。日本のみならず、世界中に感動と興奮を与えてくれたと大きな話題となった。続投のオファーも早速あるという森保一監督の人となりと共に、愛用時計に着目してみよう。
森保一監督が現役時代に日本代表に初選出されたのは1992年のことである。今回のFIFAサッカーワールドカップ会場となったカタールで1993年に開催されたアメリカ大会アジア予選に出場し、"ドーハの悲劇"を経験したメンバーのひとりだ。だからこそ、カタールでの開催にはただならぬ思いがあったに違いない。
クラブではサンフレッチェ広島の選手として活躍したが、広島の経営悪化により主力放出という結果になってしまった。現役にこだわり2004年に引退するまではベガルタ仙台に在籍していた。指導者として再び2004年にはサンフレッチェ広島のコーチに就任し、2012年からはクラブ生え抜きの史上初となるトップチーム監督を務めることとなった。
2020年に東京オリンピックの監督として就任した。当時の日本代表監督だったヴァヒド・ハリルホジッチの電撃解任などを経て、日本A代表監督と日本五輪代表監督を兼任することとなったのは記憶に新しい。これは、フィリップ・トルシエに次いで、日本人としては初めてのことであった。
森保監督は「ポイチ」という愛称で呼ばれ、優れたリーダーシップを発揮する人物として評価される。その様子は選手からのさまざまな証言によって感じ取ることができる。キャプテンを務める吉田麻也選手によると、森保監督は遠征先のホテルからそれぞれの選手が帰っていく時間に必ず起きて見送るそうだ。遠征には各地で活躍する選手が集まるため、帰る時間はもちろんバラバラであることが多いのだが、どんな時間であっても見送ってくれる。「そんな監督どこにもいない」と語られる。
そんなボスに認められたい、喜んでほしい、役に立ちたい、といった気持ちでそれぞれの選手は奮起するのではないだろうか。優れた人間性がまた新しい人間性を生む連鎖が魅力あるチームを作っていることは確かだろう。
過去のワールドカップの後にも、チームプレイを率いる森保監督の指導力や、優れたリーダーシップがスポーツ以外の社会にも活用できるのではないかと注目されることがあった。おそらく、この度も森保監督の人間性や指導力に、より一層注目が集まることだろう。
サッカー日本代表選手のオフィシャルウォッチ、ウブロ「ビッグ・バン e ブルー ヴィクトリー」を着用
そんな森保監督が着用していたのはウブロのコネクテッドウォッチ「ビッグ・バン e ブルー ヴィクトリー」である。森保監督は大会期間中、この日本代表ウォッチを終始身につけていた。
「ビッグ・バン e ブルー ヴィクトリー」のブルーのケースは、日本代表チームカラーの「SAMURAI BLUE(サムライブルー)」からインスパイアされた直径44mmのセラミックス製だ。ウブロの「ビッグ・バン」のデザインを受け継いでいることは見るからに明らかであるが、新しい試みとして、「ビッグ・バン e」では初となるカーフ&ラバー製のストラップが組み合わせられる。ワンクリックで付属のブラックのラバーストラップに変更することも可能だ。
森保監督はこの時計を身に着けたことで、より一層今季のワールドカップ出場への実感が湧いたことだろう。ピッチの上で何度も時計に視線を向ける森保監督の姿を私たちは目にした。試合が終わった今、この時計しか知り得ない写真のワンシーンのような瞬間がたくさんあるのだろう。試合後の立居振る舞いや、コメントの数々にも世界中から賞賛が集まる森保ジャパンを率いた森保一監督。「ベスト8を目指し新しい景色を」という言葉が大きく取り上げられたが、私たちは確実に新しい景色と高揚感を味わったと思う。
Wear OS。クアルコム スナップドラゴン・ウェア 4100+。Android 11.0以降(Goエディションを除く)、iOS15.0以降対応。バッテリー駆動時間約24時間。セラミックスケース(直径44mm)。3気圧防水。日本限定150本。79万2000円(税込み)。
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