【2022年新作時計ベスト5】1位は今年を象徴するGMTウォッチ! 人気時計系Youtuberにして船長の『腕時計のある人生 RY』が選ぶ5本

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2022.12.28

腕時計有識者に聞く、2022年新作時計のベスト5。時計系Yotuberとして人気を誇る『腕時計のある人生』RYは、パルミジャーニ・フルリエの「トンダ PF GMT ラトラパンテ」を1位に選出した。船長を本業とするRYらしく、GMT/ワールドタイムやダイバーズウォッチの選出が目立つ。

2022年新作時計


1位:パルミジャーニ・フルリエ「トンダ PF GMT ラトラパンテ」

ラトラパンテ=クロノグラフという固定概念を華麗に覆したGMTウォッチ。控えめで美しい見た目に反して、特許を取得した複雑時計というギャップもたまらない。細部に宿る職人技と伝統美は、たとえ旅に出なくとも日常を特別なものにしてくれるだろう。

トンダ PF GMT ラトラパンテ

パルミジャーニ・フルリエ「トンダ PF GMT ラトラパンテ」
自動巻き(Cal.PF051)。31石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約48時間。SS×Ptケース(直径40mm、厚さ10.7mm)。60m防水。328万9000円(税込み)。(問)パルミジャーニ・フルリエ pfd.japan@parmigiani.com


2位:ジャガー・ルクルト「レベルソ・トリビュート・エナメル “タイガー”」

ピンクゴールドとグランフー エナメルのコントラストが魅惑的なレベルソ。寅年にちなみ、裏面には手彫りのタイガーが躍動する。時計は単に時間を見るためのものにあらず。その芸術性を楽しむのであれば、まさにうってつけの“作品”だ。

レベルソ・トリビュート・エナメル “タイガー”

ジャガー・ルクルト「レベルソ・トリビュート・エナメル “タイガー”」
手巻き(Cal.822A/2)。21石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約42時間。18KPGケース(縦45.5×27.4mm、厚さ9.73mm)。3気圧防水。受注生産品。予価9万ユーロ。(問)ジャガー・ルクルト Tel.0120-79-1833


3位:パテック フィリップ「ワールドタイム 5230P」

数あるワールドタイム・ウォッチの中でも、パテック フィリップのそれは特別な意味を持ち、常に筆者の憧れの的である。手仕上げギヨシェ装飾の施されたブルー文字盤はまるで地球のように美しく、10時位置のプッシュボタンで瞬時に“世界中を飛び回れる機構”はとても楽しい。

ワールドタイム 5230P

パテック フィリップ「ワールドタイム 5230P」
自動巻き(Cal.240 HU)。33石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約48時間。Ptケース(直径38.5mm、厚さ10.23mm)。3気圧防水。820万6000円(税込み)。(問)パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター Tel.03-3255-8109


4位:オメガ「シーマスター ダイバー300M ジェームズ・ボンド60周年-ステンレススティール-」

1995年の映画「007/ゴールデンアイ」でジェームズ・ボンドが身に着けたシーマスターに着想を得たモデル。当時の“ゴールデンアイモデル”を中古で狙っていたこともある筆者は心を撃ち抜かれた(ケースバックのガンバレルのように)。クラシカルな文字盤の波模様やメッシュブレスレット、ロリポップスタイルの秒針もたまらない。

シーマスター ダイバー300M ジェームズ・ボンド60周年-ステンレススティール-

オメガ「シーマスター ダイバー300M ジェームズ・ボンド60周年-ステンレススティール-」
自動巻き(Cal.8806)。35石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約55時間。SSケース(直径42mm、厚さ14.3mm)。300m防水。108万9000円(税込み)。(問)オメガお客様センター Tel.03-5952-4400


5位:セイコー「キングセイコー」SDKS001

2022年前半の個人的時計ニュースのトップは間違いなくこの“王の帰還”だった。37mmサイズかつノンデイトは、筆者の求めるドレスウォッチの条件ど真ん中。セイコースタイルらしく光を綺麗に反射し、価格以上の質感をもつと感じた。この価格帯で意外とありそうでなかった時計。無双するかもしれない。

キングセイコー

セイコー「キングセイコー」SDKS001
自動巻き(Cal.6R31)。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径37mm、厚さ12.1mm)。10気圧防水。19万8000円(税込み)。(問)セイコーウオッチお客様相談室 Tel.0120-061-012