IWC、ウブロなど6ブランドからピックアップ！パーティーに着けていきたい腕時計6選

雪が降るような寒い冬の日こそ、腕元は華やかに飾りたい。今回は、鮮やかな文字盤や存在感のあるゴールドケースなどを採用し、パーティーに着けていきたくなるような腕時計を、IWC、ウブロなど6ブランドから紹介する。

ショパール「アルパイン イーグル」

　スポーティーでエレガントなショパールの「アルパイン イーグル」に新しく加わったのは、「パイングリーン」と命名されたダイアルカラーのモデルだ。

　この新しいカラーは、これまで展開されてきたアレッチブルー、ベルニナグレー、ピッチブラックと同じく、アルプスの自然をオマージュしたもの。ダイアルには、鷲の目の虹彩からインスピレーションを得た、中心部から外周に向かって放射状の模様を刻んだサンバーストモチーフが採用されている。深みのあるグリーンダイアルと18Kエシカルローズゴールドケースの組み合わせがなんとも華やかな1本だ。

IWC「ポルトギーゼ・オートマティック」

　IWCの「ポルトギーゼ・オートマティック」に、ブルーとホワイトのコンビネーションダイアルモデルが加わった。ふたつのインダイアル、リーフ型の時分針、アラビアンインデックスはすべて青色で統一され、ダイアルの雪のようなホワイトとコントラストを生み出している。シンプルながらも地味すぎないデザインが魅力的だ。

　直径42.3mmのステンレススティール製ケースに搭載されるのは、約7日間ものパワーリザーブを有する自動巻きキャリバー52010。このロングパワーリザーブを生み出すのが、ほぼ摩耗しないセラミックスのパーツで強化されたペラトン自動巻き機構。ケースバックからは、ムーブメントの精巧な動きを確認できる。

ゼニス「クロノマスター スポーツ」

　3万6000振動／時の高振動ムーブメント、エル・プリメロ 3600を搭載したゼニス「クロノマスター スポーツ」。直径41mmに抑えられた18Kローズゴールドケースのモデルは、エレガントな佇まいを見せるクロノグラフモデルだ。

　クロノグラフ針は10秒で1回転し、その動きを制御するムーブメントの駆動も、サファイアクリスタル製ケースバックを通して鑑賞することができる。クロノグラフ機構を備えるスポーツウォッチだが、スーツスタイルにもマッチする上品な1本だ。

フォルティス「ストラトライナー S-41」

　ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡による観測開始や、月探査計画「アルテミス計画」最初のミッションの成功など、宇宙関連の話題が続いた2022年。フォルティス「ストラトライナー S-41」は、宇宙とのつながりを感じさせてくれるとともに、着けていれば会話のきっかけになるかもしれない、興味深いストーリーを持っている。

　この時計に搭載されているムーブメントは、フォルティスのためにラ・ジュー・ペレが製作した自動巻きムーブメント、キャリバーヴェルク17。フォルティスはスウェーデン宇宙公社（SSC）とパートナーシップを結び、このムーブメントを成層圏に送り出した。

　北極圏に位置するスウェーデン最北の都市、キルナの近郊で、リングに固定し電子計測機器と接続した13個のムーブメントを、上空50kmへバルーンを使って到達させたのである。

　白文字盤を備えた「ストラトライナー S-41 ホワイトダスト」には、ライトブルーの蓄光塗料が使用されている。フォルティスはこのモデルを、ヴァージン・ギャラクティックによる宇宙旅行者のための成層圏フライトを想定して製作した。このフライトは、3つのパートに分かれている。60〜90分の離陸・上昇、最大90秒の急上昇、そして最大15分となる無重力時間だ。これらはライトブルーのマーキングで計測することができる。

　直径41mmのケースは、リサイクルされたステンレススティール製だ。スモークカラーのサファイアクリスタル製ケースバックには、「スペースシップ・ウィンドウ」と名付けられた小窓が設けられ、コラムホイールの動きを鑑賞することができる。

ウブロ「ビッグ・バン ウニコ グルメ」

　華やかな場所でも人目を引く、存在感のあるケースを備えているのが、ウブロの「ビッグ・バン ウニコ グルメ」だ。素材に精通しているウブロは、幾つもの層からなるダマスカス鋼に着目し、本作のケースに採用した。

　ダマスカス鋼とは、鋼をハンマーで叩いて幾重にも折り重ねたもの。優れた耐久性を持つことから、一流シェフが愛用する包丁の素材としても使用されている。ビッグ・バン ウニコ グルメは、ウブロファミリーに名を連ねるシェフたちに敬意を表して製作されたモデルでもある。

　搭載されるのは、フライバック機能を備えるコラムホイール式クロノグラフムーブメントのCal.HUB1280だ。ベルクロ ファブリックストラップは、ストラップアタッチメントにあるふたつのプッシャーを用いて簡単に取り換え可能。なお、ストラップには調理用エプロンの生地が使用されている。

タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー モナコ キャリバー ホイヤー02 ガルフ スペシャルエディション」

　スカイブルーとオレンジのアクセントが効いた文字盤が魅力的な時計が、タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー モナコ キャリバー ホイヤー02 ガルフ スペシャルエディション」だ。このモデルは、伝説といわれる「ガルフカラー」を文字盤のストライプと3時位置のミニッツカウンターにあしらっている。

　搭載するムーブメントは、約80時間のパワーリザーブを持つキャリバーホイヤー02。サファイアクリスタル製のケースバックからは、特別にオレンジのカラーリングが施されたコラムホイールを見ることができる。

　このモデルは「ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ 2022（GPHG）」において、時計史に影響をおよぼした象徴的なモデルに与えられるアイコニック賞に輝いた。モーターレースファン、時計愛好家なら、パーティーで話題になること請け合いだ。