セイコー プロスペックスにはどんなダイバーズウォッチがあるの? シリーズの違いを解説!

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2024.05.05

セイコー プロスペックスの現行ラインナップには、本格機能を備えた8つのシリーズが展開されている。とりわけ、ダイバーズウォッチの人気は高く、新モデルが登場するたびに注目が集まる。今回は、ダイバーズウォッチをそろえるシリーズと人気モデルを3本紹介する。

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セイコー ダイバーズウォッチの歴史

セイコーのプロスペックスは、登山やダイビング、トレッキングなどあらゆる過酷なシーンにも対応できるアウトドア特化の時計が揃うブランドだ。とくに海を着用の舞台としたダイバーズウォッチを1965年に日本で初めて生産してから、常に進化させ続けている。

1965年に発表された「ファーストダイバー」。そのデザインコードは現在も受け継がれている。

1965年に発表されたファーストダイバーは150m防水を誇り、1966年には南極観測隊越冬隊員たちの装備品に採用された。続いて、1970年に発表された「1970 メカニカルダイバーズ」は、近未来的な流線型のフォルムのデザインと150m空気潜水仕様を備え、多くの冒険家に愛用された。

写真提供:文藝春秋
日本人初のエベレスト登頂や、世界初の五大陸最高峰登頂者として知られる冒険家・植村直己も1970メカニカルダイバーズのオリジナルのモデルを着用していた。写真は北極圏を犬ぞりで走破する植村直己。

1978年には、第3世代となる「サードダイバー」を発表。ウエットスーツや機材などが引っかかりにくい独自のケースと4時位置のリュウズから“タートル”の愛称で親しまれている。

その後もセイコーは、他を圧倒するほどの速さで今も伝説級のダイバーズを世に送り出している。まさに、ダイバーズの進化を牽引するブランドなのだ。


プロスペックスのダイバーズウォッチ

現在プロスペックスには、8つのシリーズが展開されている。その中でダイバーズウォッチを扱っているシリーズを紹介しよう。

プロスペックス|マリンマスター プロフェッショナル

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1965年に誕生した日本初のダイバーズウォッチ以来、セイコーのダイバーズウォッチの歴史は58年にもおよぶ。その中で培われたダイバーズにおける技術や実績、信頼は「マリンマスター プロフェッショナル」へと受け継がれてきた。

プロスペックスのダイバーズウォッチは、どれも機能性の高いものにかわりないが、とくにマリーンマスターはプロダイバーからの支持が厚いコレクションだ。

プロスペックス|マリンマスター

セイコー プロスペックス マリンマスター 1965 メカニカルダイバーズ 現代デザイン

セイコーが“セイコーダイバーズウォッチの最高峰”と位置付けるシリーズが「マリンマスター」だ。

ダイバーズウォッチとして高い性能を備えるのみならず、外装の造形や細かい部分の仕上げに至るまで、同社が培ってきた技術の粋が注ぎ込まれたセイコーダイバーズのフラッグシップシリーズとなる。

また、セイコーがダイバーズウォッチのために開発したムーブメントである、Cal.6L37を搭載することも本シリーズの特徴のひとつだ。薄型設計の自動巻きムーブメントであり、パワーリザーブ約45時間、平均日差+15秒~-10秒のスペックを有する。現在マリンマスターにラインナップされているモデルはトランスパレント式のケースバックが採用されているため、ユーザーはこのCal.6L37を観賞することができる。

プロスペックス|ダイバースキューバ

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「ダイバースキューバ」は、他ふたつのコレクションに比べて日常使いしやすいダイバーズウォッチを展開している。ダイバーズウォッチらしい無骨さを備えながらも、ファッショナブルでカジュアルなデザインが豊富だ。

プロユースモデルよりも価格は控えめで、ダイバーズウォッチビギナーにも嬉しい魅力のひとつといえる。

プロスペックス|LX Line(ルクスライン)

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「LX Line(ルクスライン)」は、プロスペックスのなかでも高級機を揃えている。「ルクス」はラテン語で“光”を意味し、ユーザーに輝きを与える存在でありたいという願いが込められている。

ルクスラインのモデルは、ハイエンドらしい審美性や装着感を備え、時計としての機能や実用性のすべてを高いレベルで実現している。その実力を示すように、2019年度のジュネーブ時計グランプリでは、ダイバーズウォッチ部門を受賞した。

なお、現在はルクスラインから展開されているモデルはない。