A.ランゲ&ゾーネが2023年に発表した新作を紹介する。寡作で有名な同社の2023年発表モデルは現時点で「オデュッセウス・クロノグラフ」のみだ。同モデルは同軸積算計を持つブランド初の自動巻きクロノグラフで、リセット時の針の動きに特徴がある。
オデュッセウス・クロノグラフ
A.ランゲ&ゾーネ「オデュッセウス・クロノグラフ」
自動巻き(Cal.L156.1 DATOMATIC)。52石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径42.5mm、厚さ14.2mm)。12気圧防水。世界限定100本。価格要問合せ。
自動巻き(Cal.L156.1 DATOMATIC)。52石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径42.5mm、厚さ14.2mm)。12気圧防水。世界限定100本。価格要問合せ。
A.ランゲ&ゾーネが2019年に発表したスポーティーウォッチ、「オデュッセウス」にクロノグラフモデルが追加された。「オデュッセウス・クロノグラフ」と名付けられた本作は、同社初の自動巻きクロノグラフムーブメント、Cal.L156.1を搭載する。
本作はセンター同軸積算計を備えており、60分積算計の針に赤いクロノグラフ秒針が重なるように配されている。これらを同軸とすることでインダイアルを不要とし、オデュッセウスの特徴である3時位置の日付表示と9時位置の曜日表示を、本作でもそのまま受け継いでいる。
本作には、ユニークな機構がふたつ搭載されている。ひとつは、ダイナミックリセット機能である。これは、クロノグラフをリセットする際に、クロノグラフ秒針が瞬時に帰零するのではなく、計測で進んだ分、素早く何周も巻き戻る動作をするものだ。
ふたつ目は、デュアルファンクション・ ボタンだ。2時位置と4時位置のプッシュボタンは、通常はクロノグラフを操作する役割を担うが、リュウズを1段引いた状態では、カレンダーの調整に使うことができる。
リュウズを時刻調整のポジションにした際には、ボタン操作ができなくなり、安全性にも配慮されている。
数々の試みを盛り込んだ本作は、世界限定100本のみが用意される。
頭ひとつ飛び抜けた実用性を備える、A.ランゲ&ゾーネ「オデュッセウス」
https://www.webchronos.net/features/72707/
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A.ランゲ&ゾーネ「オデュッセウス」にまつわる名前の由来を探る
https://www.webchronos.net/features/41598/
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https://www.webchronos.net/features/39272/
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