世界中の時計メーカーが新作を発表したウォッチズ&ワンダーズ2023。このイベントを経て発表された時計の中からベスト5を時計有識者に付けてもらう、というのが同企画だ。今回は人気Youtubeチャンネル「腕時計のある人生 Channel」を運営するRYが、IWC「インヂュニア・オートマティック40」やショパール「L.U.C 1860」など、本気で欲しいと思った5本を選出した。
2023年4月15日掲載記事
1位:IWC「インヂュニア・オートマティック 40」
ジェラルド・ジェンタ デザインという歴史的遺産をリバイバルさせた新生インヂュニア。ジェンタデザインの復活に歓喜した時計ファンは多いはず(筆者もそのひとり)。
耐磁性に加え、10気圧防水に約120時間パワーリザーブというハイスペックを厚さ10mm台のスタイリッシュなケースに収めた。時計界屈指の万能時計に仕上がっている。
IWC「インヂュニア・オートマティック 40」
自動巻き(Cal.32111)。21石。パワーリザーブ約120時間。SSケース(直径40mm、厚さ10.8mm)。10気圧防水。156万7500円(税込み)。
自動巻き(Cal.32111)。21石。パワーリザーブ約120時間。SSケース(直径40mm、厚さ10.8mm)。10気圧防水。156万7500円(税込み)。
2位:ショパール「L.U.C 1860」
ショパール「L.U.C 1860」
自動巻き(Cal.L.U.C 96.40-L)。29石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約65時間。SSケース(直径36.50mm、厚さ8.20mm)。30m防水。326万7000円(税込み)。
自動巻き(Cal.L.U.C 96.40-L)。29石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約65時間。SSケース(直径36.50mm、厚さ8.20mm)。30m防水。326万7000円(税込み)。
小ぶりなサーモンカラーダイアルのドレスウォッチは筆者の憧れ。
しかも同社が開発したルーセントスティール製で、C.O.S.C.とジュネーブ・シールを取得した美しいマイクロローターキャリバーにギヨシェ彫りのゴールド製文字盤まで備え、直径36.5mm、厚さ8.2mmというコンパクトさ。全方位隙がなく完璧と思える時計。
3位:パルミジャーニ・フルリエ「トンダPF ミニッツ・ラトラパンテ」
昨年に続き本年もラトラパンテの新しい使い方で魅せてくれた。
ダイバーズウォッチの回転ベゼル機能が好きな筆者だが、本作もそれに近い世界初の複雑機構を積む。しかしそれを感じさせないシンプルで涼しい顔はさすがの一言。人に見せるためではない、自分で楽しむための究極の自己満時計。
パルミジャーニ・フルリエ「トンダ PF ミニッツ ラトラパンテ」
自動巻き(Cal.PF051)。35石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約48時間。SS×Ptケース(直径40mm、厚さ10.7mm)。60m防水。438万9000円(税込み)。
自動巻き(Cal.PF051)。35石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約48時間。SS×Ptケース(直径40mm、厚さ10.7mm)。60m防水。438万9000円(税込み)。