世界中の時計メーカーが新作を発表したウォッチズ&ワンダーズ2023。このイベントを経て発表された時計の中からベスト5を時計有識者が選ぶ。今回は時計専門誌サイトGressiveで編集長を務める名畑政治がチョイス。ショパール「L.U.C 1860」やグランドセイコーの“テンタグラフ”などを挙げた。
2023年4月17日掲載記事
1位:ショパール「L.U.C 1860」
ギヨシェダイアルの美しさが際立つシンプルな3針モデル。スティールのケースにサーモンピンクのダイアル、これにグレーのシボ入りカーフスキンストラップを組み合わせた点に卓越した美的センスを感じる。
ショパール「L.U.C 1860」
自動巻き(Cal.L.U.C 96.40-L)。29石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約65時間。SSケース(直径36.50mm、厚さ8.20mm)。30m防水。326万7000円(税込み)。
自動巻き(Cal.L.U.C 96.40-L)。29石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約65時間。SSケース(直径36.50mm、厚さ8.20mm)。30m防水。326万7000円(税込み)。
2位:クロノスイス「デルフィス オラクル」
私が個人的に最も愛しているクロノスイスの作品「デルフィス」が、創業40周年を記念し、カーブしたギヨシェダイアルを焼成したエナメルで飾るという、まったく新しいスタイルで復活したことを心から祝いたい。
クロノスイス「デルフィス オラクル」
自動巻き(Cal.C.6004)。37石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約55時間。18KRGケース(直径42.0mm、厚さ14.5mm)。10気圧防水。世界限定50本。価格未定。
自動巻き(Cal.C.6004)。37石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約55時間。18KRGケース(直径42.0mm、厚さ14.5mm)。10気圧防水。世界限定50本。価格未定。
3位:グランドセイコー「エボリューション9 コレクション テンタグラフ SLGC001」
機械式クロノグラフはグランドセイコー初というから、ちょっと驚いた。しかも10振動/秒のハイビートで10気圧防水、クロノグラフ制御はコラムホイール、動力伝達は垂直クラッチと、どこをとっても世界水準の高級クロノグラフだ。
グランドセイコー「エボリューション9 コレクション テンタグラフ SLGC001」
自動巻き(Cal.9SC5)。60石。3万6000振動/時。パワーリザーブ約72時間。ブライトチタンケース(直径43.2mm、厚さ15.3mm)。10気圧防水。181万5000円(税込み)。6月9日発売予定。
自動巻き(Cal.9SC5)。60石。3万6000振動/時。パワーリザーブ約72時間。ブライトチタンケース(直径43.2mm、厚さ15.3mm)。10気圧防水。181万5000円(税込み)。6月9日発売予定。