『クロノス日本版』の定番企画に連動して始まった、読者の選ぶ「Chronos Top10 Watches Rankings」。今回は「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 2023傑作選」をテーマに、いつもと趣向を変えた自由記入方式でアンケートを実施。そこで選ばれた5本を紹介する。
注目の結果発表!
『クロノス日本版』の定番企画、「Chronos Top10 Watches Rankings」。腕時計に精通した選考委員が与えられたお題に対してそれぞれのオススメモデル10本を選び、その中で票を集めたベスト10を決定するというもの。
しかし、業界内でも屈指の“時計ツウ”である各選考委員によるランキングが、必ずしも本誌読者の趣味嗜好に合致するとは限らない。そこで、webChronosでは読者が選ぶランキングを投票によって決定する。
不定期で行うこの企画だが、今回は趣向を変え、通常はクロノス日本版で選出された10本のモデルの中からではなく、ひとつのテーマに沿ったモデルを、自由記入形式で1本選出。今回は「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 2023傑作選」をお題に、2023年4月15日から4月20日までの投票結果を集計した。
5位:ジャガー・ルクルト「レベルソ・トリビュート・クロノグラフ」
ダイアル両面での時刻表示を実現するため、2組の時分針を反対方向に動かす機構を備えつつ薄型に仕上げ、約52時間のパワーリザーブを備えている。手巻き(Cal.860)。パワーリザーブ約52時間。2万8800振動/時。SSケース(縦49.4×横29.9mm、厚さ11.14mm)。30m防水。321万2000円(税込み)。
まず5位にランクインしたのは「レベルソ・トリビュート・クロノグラフ」だ。“ふたつの顔”を持つ本作は、表のダイアルは極めてシンプルなモデルだが、ケースを裏返すと、スケルトン化されたダイアルを通してクロノグラフ機能を鑑賞することができる。
自社製のキャリバー860を搭載し、オフセットセンターの時分針とクロノグラフ秒針を備え、6時位置にはレトログラード式の30分積算計を備える。レベルソの特徴的なレクタングルケースに納まるように角型に設計され、厚さを抑えるために水平クラッチが採用されている。
4位:ショパール「アルパイン イーグル 41 XPS」
自動巻き(Cal.L.U.C 96.40-L)。29石。パワーリザーブ約65時間。2万8800振動/時。ルーセントスティールケース(直径41mm、厚さ8.0mm)。100m防水。予価316万8000円(税込み)。
続いては「アルパイン イーグル 41 XPS」。ショパールで人気を博する従来の3針モデル「アルパイン イーグル 41」はセンターローターのCal.Shopard 01.01-Cが搭載されていた。これに対し本作の搭載するCal.L.U.C 96.40-Lは、マイクロローター式のCal.L.U.C 96.40-Lが搭載され、薄型でエレガントに仕上がっている。ケース厚8.0mmだ。
ケース径は41mmとアルパイン イーグルの主軸となるサイズと同様で、素材はサスティナブルなルーセントスティール製。スモールセコンドを備えるダイアルは「モンテローザピンク」で、モダンとクラシカルな雰囲気が交差する。
3位:チューダー「ブラックベイ 54」
自動巻き(Cal.MT5400)。27石。パワーリザーブ約70時間。SS(直径37mm)。200m防水。3列ブレスモデル:49万600円(税込み)。ラバーストラップモデル:46万3100円(税込み)。
3位にランクインしたのは「ブラックベイ 54」だ。本作は、チューダー初のダイバーズウォッチである「オイスター プリンス サブマリーナ」が持つ要素を受け継ぎながら、現代にふさわしいスペックにアップデートされている。
高く評価されているキャリバーMT5400を搭載し、約70時間のパワーリザーブを備え、高い精度を誇る。長さ調整が容易な“T-fit”クイックアジャストクラスプを備え、実用性の高さは申し分なしだ。
2位:ロレックス「パーペチュアル 1908」
自動巻き(Cal.7140)。38石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約66時間。18KYG(直径39mm、厚さ9.50mm)。50m防水。261万9100円(税込み)。
惜しくも2位にランクインしたのは、ロレックスの話題作「パーペチュアル 1908」だ。本作はパーペチュアルローターを採用した初期のモデルから着想を得た新たなコレクションに属する。モデル名の「1908」は、「Rolex」の商標がスイスで正式に登録された年に由来する。
従来の「チェリーニ」コレクションに近いフォルムを持ちながら、新しいデザインコードを備えるドレスウォッチに仕上がっている。トランスパレント仕様のケースバックからは、新型キャリバー7140のコート・ド・ジュネーブ装飾が施されたムーブメントと、18Kイエローゴールドの自動巻きローターを鑑賞することができる。
1位:IWC「インヂュニア・オートマティック 40」
自動巻き(Cal.32111)。21石。パワーリザーブ約120時間。SSケース(直径40mm、厚さ10.8mm)。10気圧防水。156万7500円(税込み)。
堂々の1位は、IWC「インヂュニア・オートマティック 40」だ。1970年代のジェラルド・ジェンタによるデザインを色濃く受け継いだ本作は、初代インヂュニアから耐磁性能も引き継がれている。
55年発表の初代インヂュニアは軟鉄製インナーケースを備えることで8万A/mの耐磁性能を実現した、IWCのアイコニックなモデル。名前の由来はドイツ語とフランス語の「エンジニア」で、その名の通りエンジニアに向けた時計であった。
インヂュニア SLのねじ込み式ベゼル、グリッドダイアル、H型リンクの一体型ブレスレットといった要素はオリジナルを想起させ、ブラック、シルバーカラー、アクア、グレーの4色を用意するダイアルには独自のパターンが施されている。
たくさんの投票ありがとうございました!
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