世界のセレブたちがどんな時計を着けているのか、ワンシーンを切り取り紹介する連載コラム「セレブウォッチ・ハンティング」。今回は上方漫才大賞を2度受賞し、ドラマやバラエティ番組で幅広く活躍しながらも、毎月のように新作コントを発表し続けYouTubeチャンネル登録者数は102万人を超えるお笑いコンビ、中川家に注目した。中川剛と中川礼二の兄弟がそれぞれ愛用しているのは、G-SHOCKとハリー・ウィンストンの腕時計だ。
Text by Yukaco Numamoto
2023年6月18日掲載記事
ベテランになってもコントネタを発信し続ける中川家
おばちゃんや駅員、阪神タイガースファン私設応援団といった一般人への着眼点によるものまねネタなどで人気の中川剛と中川礼二による兄弟漫才コンビ「中川家」。1992年の4月にコンビを結成し、2001年にはM-1グランプリの初代チャンピオンに輝いた。そして今では年末の恒例番組となっているM-1グランプリの審査員を礼二が務めている。
芸歴30年を越えた今も週に一度YouTubeを更新し続け、新作を発信していることはもちろん、安定した面白さと、ものまねのクオリティの高さなどに多くの視聴者から称賛のコメントが寄せられている。
実はラグビー経験者が多い吉本興業の中でも特にラグビー愛が強いのが中川家のふたりだ。ふたりは別々の高校出身だが、それぞれラグビー部に所属し、剛は大阪府予選の決勝まで進出したことがある。しかし体が小さかった影響もあり、ほとんど試合には出場できなかったという。
中川家のお兄ちゃん、中川剛が愛用する腕時計はカシオの「G-SHOCK マスター オブ G グラビティマスター」
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現役パイロットからの要望を元に方位計測機能を搭載した「G-SHOCK マスター オブ G グラビティマスター」は、衝撃力、遠心重力、振動の3つの重力加速度に耐えることができる「TRIPLE G RESIST」や、パイロットに必要な多機能を直観的に操ることができる「スマートアクセス」など独自のシステムを備える。さまざまな想定外のできごとが起こりうるコックピット内における操縦業務に対応し、堅牢性、機能性、視認性、操作性を徹底的に追及したG-SHOCKらしい実用多機能時計のひとつだ。
デザインの特徴としてはグリップ性の優れた大型ボタンが挙げられるだろう。また、スカイコックピットシリーズの中では最大となる直径35.65mmのワイドフェイスや、4層構造の文字盤、立体的なインダイアル、大型インデックスにより高い視認性を確保している。ラグビーのイベントへの参加ということもあり、タフなイメージの時計を選んだのではないだろうか。
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中川家の弟、中川礼二が愛用するのはハリー・ウィンストンの「HW オーシャン スポーツ・クロノグラフ」
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ハリー・ウィンストンのウォッチと聞いて多くの人が思い浮かべるのが独自素材の「ザリウム」ではないだろうか。ジルコニウムをベースとして、より剛性や耐腐食性に優れた特殊合金であるザリウムをケースに用いている。それまで女性用のジュエリーウォッチのイメージが強かったハリー・ウィンストンのイメージを大きく塗り替えたのが「オーシャン」コレクションである。発表から25周年を迎え、バリエーション豊かにラグジュアリーなラインナップを揃えている。
礼二が着用しているのは比較的シンプルなモデルであるが、回転ベゼルにはDLC加工が施され、ラグジュアリースポーツウォッチらしいツヤが感じられる素材感を感じることができる1本である。
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自分たちの笑いのスタイルを貫く中川家
中川家のふたりはほぼ毎年夏場に単独公演を開催しており、2023年も東京と大阪の2会場で「中川家の特大寄席」を開催することが決まっている。自分たちの笑いのスタイルを貫きながらキャリアを積んでいくふたりの視点で発せられる新作コントや漫才を楽しみに待ちたいと思う。
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