今もっとも、独立系ブランドが厚いマーケットがシンガポールだ。この地で、2023年の10月18日~21日にかけて、シンガポールウォッチフェアが開催される。参加するのはAHCI(独立時計師協会)を中心とした21の団体とメーカー(予定)。サルトリ・ビラールや愛好家の人気が高いオフィオンなどが出展する。
シンガポールウォッチフェアが開催! 独立系ブランドが集結
2017年に開催されたシンガポールウォッチフェアは、アジア初の、そして愛好家に特化した時計見本市だった。参加したのは、独立時計師やマイクロメゾンなど。コロナ禍で中断を余儀なくされたが、2023年は質と量を拡大し、再び戻ってきた。掲げるテーマは「エッセンス・オブ・タイム」。これは世界的にも珍しい、時計製造の最高峰を一堂に見られる大イベントだ。
参加ブランド
Alexanian(アイウェア)/Anton Suhanov/Atelier Holgur/Avantist/Azimuth/BA111OD/Beaubleu/Christie's Hong Kong(オークショニア)/Cultured Watches/FutureGrail Museum(時計サービス)/Holthinrichs/Itay Noy/L'Epée 1839/Lang 1943/Ludovic Ballouard/Matthias Naeschke/Ophion/Oscillon/Sartory Billard/Sinclair Harding/Zehua Tan/Vincent Calabrese/Zentier/2toneVintage(アンティークショップ)
2023年のシンガポールウォッチフェアでは21のブランドや団体の常設展示に加えて、ふたつのイベントが開催される。レアピースを並べた「エッセンス・オブ・タイム・ミュージアム」と、「トーキング・タイム」と称したディスカッション・パネルだ。いずれも、入場は無料だ。
「エッセンス・オブ・タイム・ミュージアム」
世界有数のコレクターであるサンドロ・フラティーニと、シンガポールの時計サービス会社であるフューチャーグレイルがコラボレーション。時計学のエキスパートであるアルノー・テリエが選択した、パテック・フィリップ、ロレックスなどの希少なタイムピースや極上の限定モデルを展示する。
「トーキング・タイム」
コレクターのサンドロ・フラティーニ、そして世界的なジャーナリストであるゲーリー・ゲッツ(!)やベルナルド・チョンなどがパネルディスカッションを行う。
注目はワークショップ(完全招待制)
面白いのは、時計以外のワークショップだ。「没入型」と銘打ったワークショップでは、シンガポールの老舗であるメイコーテーラーのマスタークラスや、プライベート・ウイスキー・コレクションなどの、ワークショップが開催される。
シンガポールウォッチフェア2023をお楽しみに!
愛好家向けを銘打った本イベントは、世界的に見てもかなり珍しいものだ。英語でのやりとりは必須だが、独立時計師やマイクロメゾンの作り手たちと、直接話せるイベントは、スイスをのぞいては非常に珍しい。シンガポールの観光を兼ねて、イベントに顔を出すのは大いにアリだろう。なお「シンガポールウォッチフェアのオフィシャルパートナーとして、クロノス日本版とwebChronosは、このイベントをフルにリポートする予定である。乞うご期待!
主催:A&N ラグジュアリーグループ
場所:リゾーツ ワールド セントーサ エクエリアス ホテル
住所:8 Sentosa Gateway, Equarius Hotel, シンガポール 098269
期間:2023年10月18日~21日
時間:午後12時から20時まで
アクセス:セントーサ・エクスプレスのウォーターフロント駅から徒歩10分
備考:参加費用は無料。
Contact info:A&N ラグジュアリーグループ www.singaporewatchfair.com
https://www.webchronos.net/features/94772/
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