コルムは、同社のヘリテージコレクションより「ミニッツリピーター トゥールビヨン」の発売を開始した。
ヘリテージ ミニッツリピーター トゥールビヨン
手巻き(cal.CO 010)。29石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約100時間。18KRGケース(直径41mm、厚さ12.8mm)。10m防水。7480万円(税込み)。
「ヘリテージ」コレクションについて
「ヘリテージ」は、他にはない独創的なデザイン・洗練された技術・類稀なストーリー性から、後世に受け継いでいくような嗜好品としての価値が高く評価されているコレクションである。その起源は、1964 年にコルムが発表した「コインウォッチ」まで遡る。本物の金貨を二分割にスライスして超薄型ムーブメントを収めた革新的なタイムピースは、歴代アメリカ合衆国大統領やノーベル賞受賞者など数多くの著名人に愛用され、「成功者を象徴する時計」として、世代を超えて継承されてきた。
その後も、アワーマーカーを文字盤ではなくベゼルに刻印した「ロムルス」、世界で初めてクジャクの羽根を文字盤に装飾した「フェザーウォッチ」、シルバー製ケースに MOP 文字盤と宝石をあしらった「エレガンザ」など、斬新なアイデアとそれを実現する技術力で世界中を驚かせてきた数々のラインナップが、「ヘリテージ」から発表されている。
コルムの技術が詰まった最上級モデル
5 時位置に、世界三大複雑機構のひとつであるトゥールビヨンを搭載。1 分間で 1 回転するキャリッジは、秒針としても機能する。また、世界三大複雑機構のなかで最も歴史が古いミニッツリピーターを搭載。ケースサイド(8~9 時位置)のレバーを操作すると、内部の 2 種類のハンマーがゴングを鳴らし、現在の時刻を音の回数で知らせてくれる。はじめの低音が 「時」、次に聞こえる低音・高音の連続音が 「15 分」、最後の高音が「残りの分」を知らせる仕組みだ。※(例)6 時 47 分の場合、低音が 6 回、低音・高音の連続音が 3 回、高音が 2 回鳴ります。
ムーブメントの構造美を堪能できるスケルトン仕様
ハンマーがゴングを叩くミニッツリピーター機構特有の動きを、スケルトン文字盤の表裏両側から鑑賞することができる。丹念に磨き上げられたムーブメントの各パーツには、表側に真珠模様のペルラージュ仕上げ、裏側に縞模様のコート・ド・ジュネーブ仕上げを施し、審美性を高めている。
まばゆい輝きを放つ外観
18K ローズゴールド製ケースのベゼル部分に、透明度の高いバゲットカットダイヤモンドを 36 石セット。複雑時計としての精巧さに、ジュエリーのようなラグジュアリー要素が組み合わさった、芸術的なタイムピースである。
コルムとは
コルムは、ルネ・バンヴァルトが1955年にスイスのラ・ショー=ド=フォンに設立した時計ブランドである。ブランド名は「議決に必要な絶対多数」という意味のラテン語“quorum”に由来し、世の中に支持されるブランドになりたいという強い思いが込められている。
カラフルな航海用フラッグをインデックスに採用した「アドミラル」、独立時計師ヴィンセント・カラブレーゼの提案によって生まれたムーブメントがデザインの主役となる「ゴールデンブリッジ」、希少価値の高い本物のコインを文字盤やケースに採用した「コインウォッチ」、ドーム型サファイアクリスタルを風防に使用した「バブル」など、デザインと技術の両面にこだわったアバンギャルドなタイムピースを作り続けている。
「アドミラル」コレクション
アドミラルは、1960年から続くコルムのロングセラーコレクションだ。世界の外洋航海レースの中で最も激しい伝説的なヨットレース「アドミラルズカップ」をインスピレーションの源とするこのコレクションは、ファッショナブルでありながらエレガントさを兼ね備えている。ブランドのDNAとして再解釈を繰り返しながら、今日も進化し続けている。
ヨットのナットをイメージした12角形のベゼルと、船舶間の通信で使われる国際信号旗をそのまま使用したカラフルなインデックスの、アイコニックなデザインコードを持つアドミラルは、その唯一無二のデザインが世界中で高く評価されている。
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