大塚ローテックが原宿で初イベントを開催! 「7.5号」などの実機を展示

2023.10.11

プロダクトデザイナーである片山次朗によって創業された大塚ローテックが、東京 原宿で「ŌTSUKA LŌTEC Exhibition in Harajuku」を開催する。同ブランドにとって初めてとなるイベントでは、最新の「7.5号」を始めとした実機を目にすることができる。

大塚ローテック 原宿 イベント


大塚ローテックが東京 原宿でイベント初開催!

 プロダクトデザイナーである片山次朗によって、2012年に東京の大塚で創業された大塚ローテック。片山次朗が目指す「他ブランドの時計にはないデザイン」のために、ムーブメントのモジュールまでもを自社製造するという稀有なブランドだ。また、ジャンピングアワーやレトログラードといった表示機構を用いて表現される独特の世界観、計器然としながらも丸みを帯びて柔和な印象をもたらす外装、そしてナンバリングのみという真面目なモデル名もまた特徴的で、SNSを中心に時計愛好家の間で人気を集めてきた。

大塚ローテック 原宿 イベント

MIYOTA製のCal.82S5をベースムーブメントに、自社製造したジャンピングアワーモジュールが搭載される「7.5号」。パーツの加工精度、およびパーツ同士の高さやクリアランスなどといった調整には、高いレベルが求められる。

 マイクロブランドという性質上、片山次朗が「これまで海外バックオーダー分と国内抽選販売分の対応に追われ、皆さまに実機をご覧いただく機会をなかなか設けることができませんでした」と語るように、大塚ローテックの実機を見る機会がなかったという方は多いだろう。東京 原宿で行われるイベント「ŌTSUKA LŌTEC Exhibition in Harajuku」では、メインエントランスで最新の「7.5号」を始め、同ブランドの実機が展示される。

 

「ŌTSUKA LŌTEC Exhibition in Harajuku」の概要

期間:2023年10月16日(月)~2023年11月10日(金)
場所:WITH HARAJUKU 1F エントランス
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-14-30
営業時間:10時~19時50分 (25日は19時閉場)
入場料:無料
問い合わせ先:https://withharajuku.jp/

 なお、展示会場で時計の販売は行われないが、イベントに合わせて10月16日(月)午後12時~11月10日(金)午後12時まで、大塚ローテックの公式サイトで7.5号の抽選販売が行われる。


展示モデルについて

 イベントでは最新モデルの他、「7号」や「6号」などといった、大塚ローテックがこれまで手掛けてきたモデルも展示される予定だ。

大塚ローテック「7.5号」

2023年に発表された、最新モデル「7.5号」。前作「7号」をベースにしつつ、モジュールの作動安定性が向上し、また外装にSUS316L製ケースやサファイアクリスタル製の風防とレンズが用いられるなど、随所がアップグレードしている。
自動巻き(Cal.MIYOTA82S5+自社製ジャンピングアワーモジュール)。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約40時間。SSケース(直径40mm、厚さ11.2mm)。日常生活防水。29万7000円(税込み)。


大塚ローテック イベント

20年〜22年まで製造された、ジャンピングアワーウォッチ「7号」。7.5号はみっつの小窓によって時、分、秒を表示させているが、7号では分ディスクと秒ディスクとが同軸上に配置されており、小窓はふたつだ。
自動巻き。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約40時間。SSケース(直径40mm)。日常生活防水。

大塚ローテック イベント

15年〜22年まで製造された、時、分が同軸となったレトログラードウォッチ「6号」。現在、新仕様が開発中だと言う。
自動巻き。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。SSケース(直径42.6mm)。日常生活防水。


Contact info:大塚ローテック https://otsuka-lotec.com


大塚ローテックの腕時計「7.5号」が科学・技術史資料として国立科学博物館で保存へ

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