パルミジャーニ・フルリエは、5本のミニッツリピーターからなる「レ・ローズ・カレ」コレクションに、イエローカラーの「ロサ・アルバ」とブラウンカラーの「ロサ・コスミカ」を追加した。
レ・ローズ・カレ コレクション・グラン・フー
手巻き(cal.PF355)。35石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。18KWGケース(直径42mm、厚さ13.39mm)。10m防水。予価600,000スイスフラン。
創立25周年となる2021年に、パルミジャーニ・フルリエはその歴史の中でももっともハイレベルなプロジェクトのひとつである懐中時計「ラ・ローズ・カレ」を発表した。このプロジェクトは、5本のミニッツリピーターからなるシリーズ「レ・ローズ・カレ(Les Roses Carrées / 四角い薔薇)」へと進化を遂げた。そしてこの度、木々の紅葉が深まる色彩ゆたかな秋の季節に、ブルーとレッドに続き、イエローとブラウンのグランフーエナメルで彩られた「ロサ・コスミカ」と「ロサ・アルバ」が発表された。
これら5本のタイムピースは、ミニッツリピーター機能を搭載しており、ムーブメントは精緻な彫刻とエナメルの装飾で仕上げられている。この装飾を手がけた「黄金の手」と呼ばれる職人たちは、ミシェル・パルミジャーニがその腕を認め、今ではファミリーとなった選りすぐりのチームである。これらの作品は、パルミジャーニ・フルリエの最上級の基準に則ってつくられていて、機構としても、アートピースとしても市場における最も高度な規格に適合している。
直径42mmのホワイトゴールド製ケースには、ローズ・カレ(四角い薔薇)モチーフが手彫りされている。ハンターケースバックのカバーと荒く削られたダイアルは、ブラウンのグラン・フー エナメルで覆われた。四角い薔薇文様のハンターケースの内側には、カテドラルゴングを備えた手巻きミニッツリピーターのムーブメントが隠れている。
ムーブメントのスケルトン加工と完璧な面取り仕上げが描き出すのは、パルミジャーニ・フルリエのノウハウとクラフツマンシップの粋を集めた、独創的でポエティックな作品だ。
ブリッジの形状、ブリッジの輪郭のくり抜き、オープンワークの大きさと範囲は、芸術的な特徴であり、美的なアイデンティティを示すものであり、仕上げとディテールに細心の注意が払われていることを示す指標でもある。
手巻き(cal.PF355)。35石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。18KWGケース(直径42mm、厚さ13.39mm)。10m防水。予価600,000スイスフラン。
曲線と反曲線、調和のとれた湾曲、面取りの深さ、114箇所ある内角と外角などから見られるように、「ラ・ローズ・カレ」は職人の偉業が結集した作品である。面取り、研磨、表面加工はすべて手作業で行われている。このように、美しさ、希少性、実質が、茎、花びらが一体となり、手首に咲く薔薇をつくりだしている。
ダイアルは、グレイン仕上げの表面を演出するために荒らされ、その上に4層のエナメルが重ねられ、カバーには6層のエナメルが重ねられている。表面もまた、職人の手で丁寧に磨き上げられる。これらのユニークピースのひとつひとつが、ミシェル・パルミジャーニが大切にする「ラ・ローズ・カレ」モチーフの彫刻と、エナメル加工のハンターケースを組み合わせ、ケースの内側から響く調和のとれた音響を保証する。
カテドラルゴングの響きには特にこだわっていて、澱みなく音が通るように背面と中央部が空洞になっている。ミドルケースにも、エナメルダイアルの下にもスペースをつくれるように、特殊な設計がされている。この構造は、時計の美観と同じレベルの上質な音を実現するために考慮されたものだ。ムーブメントは392個の部品で構成され、約72時間のパワーリザーブを保証する。ミニッツリピーター機構は、作動時に時刻が設定されることを防ぐ安全機構を備え、時、15分、分がなめらかに鳴り響く。超速ガバナーが、完璧な規則性を実現させている。
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