時計師ルイ・モネが発明したクロノグラフを堪能できる「インパルション」が発売

2023.11.15

ルイ・モネがウォッチズ & ワンダーズ ジュネーブ 2023にて発表した新作「インパルション」が、11月15日に発売となった。本作は、フランスの時計師ルイ・モネが発明したクロノグラフ機構をダイアル側から鑑賞可能とし、ルイ・モネと同時代を生きたブレゲの発明であるトゥールビヨンを6時位置に配したモデルだ。

ルイ・モネ インパルション

手巻き(Cal.LM114)。36石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約96時間。18KRGケース(直径42.5mm)。3気圧防水。世界限定28本。2640万円(税込み)。


時計師ルイ・モネの発明したクロノグラフにトゥールビヨンが組み合わされた新作

 ダイアル側にクロノグラフ機構を搭載し、6時位置にトゥールビヨンを配したルイ・モネ「インパルション」が11月15日に発売となる。本作は、ウォッチズ & ワンダーズ ジュネーブ 2023にて発表されたモデルだ。

 インパルションのベースとなったのは、2016年発表の「メモリス」である。メモリスは、ブランドのルーツであるフランスの時計師ルイ・モネが世界初のクロノグラフを発明してから200周年を祝うモデルであった。ルイ・モネは、同じ時代を生きたアブラアン-ルイ・ブレゲの親友でありライバルでもあった。このことから着想を得たのがインパルションであり、ルイ・モネの発明であるクロノグラフと、ブレゲの数ある発明のひとつであるトゥールビヨンを組み合わせて生み出された。

ルイ・モネ インパルション

クロノグラフとトゥールビヨンを搭載させた新作インパルション。ダイアル側から各種機構が眺められる仕様となっているのが、機械好きにはたまらない。さらに、この機構からのぞく夜空のようなブルーダイアルがアクセントとなる。

 2時位置のプッシャーによって作動するクロノグラフは、コラムホイールやリセットハンマーといった特徴的な機構がダイアル側から鑑賞できるように配置されている。センタークロノグラフ秒針及び3時位置の30分積算計、9時位置のスモールセコンドの各針は視認性の確保と挿し色として鮮やかなレッドに染められている。クロノグラフに関わる要素部品に加え、6時位置のトゥールビヨンもスケルトナイズによって鑑賞可能となっており、その優美な作動を楽しむことができるのが本作の特徴である。

モダンなデザインに鮮やかなブルーが映える18Kローズゴールドモデル

 本作のイメージカラーはブルーで、ダイアルリングやストラップには鮮やかなブルーが採用されており、ダイアル部は夜空のような深いブルーと、そこに輝く星々を思わせるきらめきが配されている。ケースは18Kローズゴールドであり、ブルーを基調とする本作に上品な色味を添えている。ラグは中央部がくり抜かれており軽量化を図っている他、本作にモダンな印象を加えている。加えて、ストラップはラグ部分にかけて滑らかに湾曲してケースに沿うデザインであり、着用感にも配慮されている。

ルイ・モネ インパルション

ケースバックからも、機械を鑑賞できる。世界限定28本生産と、なかなか気軽に入手できるモデルではないが、一度手にしてみたいものだ。

 ケースバックはトランスパレント仕様となっており、搭載されるCal.LM114を鑑賞可能である。ケースバック側には、2つの香箱を互い違いに垂直に重ね合わせた「ポルテフェイス」が配され、この機構により約96時間のパワーリザーブを実現している。

 11月15日に発売される本作は、世界限定28本となる。


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【インタビュー】ルイ・モネCEO兼クリエイティブディレクター「ジャン・マリー・シャラー」

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