ルイ・モネは、宇宙ステーション補給機「こうのとり」を打ち上げたH-IIBロケットのパーツと、月より飛来した隕石の両方を文字盤にあしらったタイムピース「ジャパン ロケット」を発表した。ふたつの稀少な素材による日の丸デザインが目をひく本作は、「コズミック アート」コレクションの最新作として、2023年12月1日より日本限定で20本のみが販売される。
日本の打ち上げミッションの成功を讃えるタイムピース
宇宙や太古に由来する稀少な素材を採用し、ユニークかつ斬新なタイムピースを輩出してきたルイ・モネの「コズミック アート」コレクション。その最新作であるジャパン ロケットは、JAXAが行った宇宙ステーション補給機「こうのとり」の打ち上げからインスピレーションを得たタイムピースだ。
注目すべきは、3時位置にあしらわれたアルミ製カプセルである。「こうのとり」を打ち上げたH-IIBロケットのパーツの一部がセットされており、その上に赤いワニス加工を施した月の隕石を配することで、際立つ日の丸デザインが作り出されている。
今回使用されたロケットのパーツは先端部分に配置されるフェアリングと呼ばれるもので、音響、振動、摩擦熱といった打ち上げの際に加わる負荷から、搭載物を保護する役目が与えられている。「こうのとり」を守るという大役を果たしたこの素材の採用は、コズミック アートコレクションのコンセプトを体現するユニークなアイデアと言える。
また、ルイ・モネを代表する「スーパームーン」の意匠を継承した各種ディテールにも注目だ。特に文字盤中央部には、ミッドナイトブルーに彩られたギベオン隕石が配置されており、宇宙をモチーフとする本作に彩りと説得力を与えている。外周部についてはブラックで、一部をくり抜いたオープンワークとアプライドインデックスによって、コントラストと立体感が文字盤全体にもたらされている。
外装は、「ネオ・ケース」と呼ばれるデザインを採用しており、ラグを横方向からくり抜くなど、立体感と近代的なディテールが際立っている。一方で、トランスパレント仕様のケースバックからは、コート・ド・ジュネーブやサーキュラーサテン仕上げ、サーキュラーグレイン仕上げといった伝統的な装飾を鑑賞することができる。
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