コルム「アドミラル 42 オートマティック」に隕石ダイアル使用モデルが登場

2024.04.20

コルムは「アドミラル 42オートマティック」のバリエーションとして、隕石ダイアルを使用した新作を発表した。カラーはグレーとブルーの2種類。2024年6月14日より発売開始だ。

コルム「アドミラル 42オートマティック」

(左)コルム「アドミラル 42 オートマティック」Ref.A395/04480
(右)コルム「アドミラル 42 オートマティック」Ref. A395/04482

自動巻き(cal.CO 395)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SSケース(直径42mm、厚さ10.3mm)。100m防水。2種共に予価176万円(税込み)。6月14日発売予定。


隕石ダイアルのパイオニア

 1986年に世界初となる天然の隕石をダイアル素材として用いた「メテオライト」というモデルを発表したコルム。同ブランドはその功績をたたえ、「アドミラル 42 オートマティック」に隕石製ダイアルを使用したモデルを発表した。この腕時計は、6時位置にスモールセコンド、3時位置にデイト表示が配置されており、ステンレススチール製のブレスレットを備える、日常使用に適した仕様だ。

コルム「アドミラル 42オートマティック」

ダイアルに見られるウィドマンシュテッテン構造は、宇宙の特殊な環境下で100万年に1℃というスピードで冷却されニッケルが鉄から分離して結晶化されることで生成される。この模様は、地球上で再現することは不可能であることが科学的に立証されている。

 本モデルのダイアルには、スウェーデンで産出された40億年以上前の隕石が用いられている。ウィドマンシュテッテン構造と呼ばれる、細かい網目状の模様が特徴的な隕石だ。カラーバリエーションは、グレーとブルーの2色での展開となる。「アドミラル」コレクションの特徴である、国際信号旗をモチーフにしたインデックスはモノトーンで表現されている。クラシカルな印象を与える12時位置のスモールセコンドも相まって、落ち着いた雰囲気を覚えることだろう。


コルムのロングセラーコレクション「アドミラル」

 コルムには、「ゴールデンブリッジ」や「バブル」など、アイコニックなコレクションが多数存在する。今回隕石ダイアルが採用されたのは「アドミラル」と呼ばれるコレクションだ。

 伝説的なヨットレース「アドミラルズカップ」をインスピレーションの源として誕生した同コレクションは、1960年から続くロングセラーだ。ヨット用ナットをイメージした12角形のベゼルと、船舶間の通信で使われる国際信号旗をモチーフにしたアワーインデックスが特徴である。

 12角形のベゼルを持つケースはエッジの効いた3面構造で構成されている。ヘアラインとポリッシュ仕上げを使い分けることで生まれたコントラストがもたらす、立体的な造形美を楽しむことができる1本だ。


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