ロンジンは、フライバック機能付きのクロノグラフウォッチ「ロンジン スピリット フライバック」に、2色のゴールドモデルを追加した。ステンレススティール製ケースに、マットグリーンとマットブラウンのグラデーション文字盤が採用され、マットグリーンのモデルには18Kイエローゴールド、マットブラウンのモデルには18Kローズゴールドのリュウズとプッシャーが組み合わされる。グリーンまたはブラウンのセラミックス製インサートを用いた双方向回転ベゼルにもゴールドが用いられており、エレガントな仕上がりだ。
「ロンジン スピリット フライバック」に加わった、ふたつの新作モデル
名だたるクロノグラフウォッチを輩出してきたロンジン。1925年にフライバック機能付きクロノグラフの最初のモデルを製造し、1936年6月16日にはその特許を取得した。フライバッククロノグラフとは、計測中にクロノグラフ秒針をストップ、リセットすることなく、リセットプッシャーを押すだけで再計測を可能にする機構だ。飛行中に必要な計測を、タイムラグなく連続して行うことができ、パイロットたちにも広く支持され、ロンジンはパイロットウォッチの代表的メーカーとしての確固たる地位を確立した。
2023年3月に登場した「ロンジン スピリット フライバック」は、ロンジンのそうした歴史に思いをはせることのできるコレクションだ。そして2024年、ふたつの華やかなモデルが追加されたのだ。
自動巻き(Cal.L791.4)。28石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約68時間。SS×18KYGケース(直径42mm、厚さ17mm)。10気圧防水。95万4800円(税込み)。
ケースは直径42mm、厚さ17mmのステンレススティール製で、防水性は10気圧。3時位置に30分積算計、9時位置にスモールセコンドを配したクラシカルなツーカウンターのクロノグラフだ。陰影が魅力的なマットグリーンとマットブラウンのグラデーション文字盤には、6時位置に高精度を象徴する五つ星が輝き、「CHRONOMETER」と「FLYBACK」の文字が誇らしげに記されている。
リュウズやプッシャーには18Kイエローゴールド(マットグリーン)または18Kローズゴールド(マットブラウン)を採用。セラミックス製インサートがはめ込まれた両方向回転ベゼルにも、イエローゴールドまたはローズゴールドが用いられている。リュウズ、プッシャー、ベゼルと統一されたゴールドカラーの針とアラビア数字のアプライドインデックスには、かつて夜光塗料に使われていたラジウムを想起させるカラーのスーパールミノバを塗布し、ヴィンテージテイストを保ちつつ、パイロットウォッチにふさわしい夜間や暗所での視認性が確保されている。
自動巻き(Cal.L791.4)。28石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約68時間。SS×18KRGケース(直径42mm、厚さ17mm)。10気圧防水。95万4800円(税込み)。
搭載するのはロンジンのための専用ムーブメント、Cal.L791.4で、フライバック機能のほか、約68時間のパワーリザーブ、そしてシリコン製ヒゲゼンマイがもたらす優れた耐磁性を備えている。なお、このムーブメントはCOSCのクロノメーター認証を取得するなど、精度面でも優れている。このムーブメントはシースルーバックから鑑賞可能で、イエローゴールドまたはローズゴールド製のローターには「ロンジン スピリット」コレクションのエンブレムである地球のモチーフがエングレービングされている。
グリーンまたはブラウンのレザーストラップは、マイクロアジャストメント機能により微調整が可能で、インターチェンジャブルシステムによって、工具を使わずに簡単に好みのストラップへと交換可能だ。