2023年、ジャン・クロード・ビバーとその息子のピエール・ビバーによって立ち上げられた時計ブランド「ビバー」より、3針オートマティックモデルが登場した。シンプルながら、品格あるスタイルを備えたハイエンドウォッチである。
ビバー オートマティック
2023年に「ビバー」ブランドを立ち上げた時、ジャン・クロード・ビバーと息子のピエール・ビバーはカリヨントゥールビヨンミニッツリピーターを第一弾とした。このハイコンプリケーションウォッチはふたつのマスターコンプリケーションを組み合わせ、ブランドが最も重要と考える時計づくりへの独特のアプローチとデザインを展開することとなった。これはビバーの中心的アイデアと妥協を許さぬ姿勢を表現する舞台となり、ビバーウォッチの存在を最大限まで高め、未来を開く美しいプロローグとなった。
今回ビバーは時計づくりの原点に立ち戻り、第二弾モデルを発表した。「ビバーオートマティック」。毎日使うことのできる3針の自動巻きウォッチだ。
この新しいモデルは、伝統を継承するともに21世紀の品格あるスタイルを備え、これからのウォッチとコンプリケーションへの規範を我々に見せつけるモデルと言える。シンプルなように見えるが、時とともにその奥行きの深さが表れてくるだろう。ウォッチコニサーに届けられた大きなサプライズだ。
シンプルなだけではない
ウォッチの最も基本的な機能とは時を表示すること。ビバー オートマティックはセンターの3本の針で時・分・秒を表示する。それ以上でも以下でもない。しかしこれは単に簡素であるという意味ではないのだ。18Kホワイトゴールドと18Kピンクゴールドのダイアルをそれぞれ包む同じゴールドのケースには、美しい手仕上げが施されている。
深さと奥行きを感じさせるバイカラー仕上げが、素材に秘められた可能性を引き出す。さらに18Kゴールドのアワーマーカーと同色の針(どちらも読みやすいチャコールグレー仕上げ)、12時位置のブラックポリッシュの“Biver”と記されるアプライドロゴ、ダイアル外周に配された18Kゴールドのアプライドの目盛りが実に魅力的だ。ダイアルは光をとらえ、複雑な奥行きの中で輝きながら、表情豊かに変化する。
これらすべてを包むプラチナまたは18Kピンクゴールド製、直径39mmのクラシックなケースは厚みわずか10mm。輝くポリッシュベゼルとブラッシュ仕上げのラグ、ダイヤルのストレート仕上げとサーキュラー仕上げ、しなやかなブラッシュラインにも注目したい。全体のコーディネーションを仕上げるのはレザーストラップまたはシグネチャーの5列リンクを有したビバーブレスレットである。
最新のムーブメントを搭載
ビバー オートマティックは、最新ムーブメントCal.JCB-003を搭載。パートナーのデュボワ デプラとの提携の中でゼロから新たに開発したこのムーブメントは、このウォッチだけでなく未来のタイムピースも視野に入れる基幹機だ。ビバーの今後のコンプリケーションに必要なアーキテクチャーを備え、テクノロジーを最大効率化したムーブメントが作り上げられた。
このムーブメントはセンターの秒針を含むシンプルな3針表示。22Kゴールド製のマイクロローターを備えた自動巻きで、リュウズを時刻設定の位置に引き出すと秒針が12時位置にゼロリセットされ、秒単位で正確な時刻合わせをすることもできる。
「アトリエシリーズ」がスタート
ビバーにとってハードストーンダイヤルは、ウォッチに永遠の価値を与える大切な要素となった。これを念頭にブランドは毎年ストーンダイヤルを使ったオートマティックタイムピースの限定モデルを製造する。この限定モデルはアトリエシリーズと名づけられ、ビバーの時計づくりのエッセンスを表したユニークなラインとなる。それぞれのストーンは限られた期間、限定数量しか入手できない。
注視すべきディテール
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