フランスの老舗時計ブランド、LIP(リップ)が、歴史的名作「チャーチル」のコレクションを一新し、全9種の最新モデルを発売した。自動巻きからクォーツまで、用途に合わせた豊富なサイズが用意されている。
自動巻き(Cal.SEIKO NH05B)。SSケース(縦43×横26mm)。3気圧防水。9万5700円(税込み)。
古典的なデザインと最先端の製造技術の融合
「チャーチル」は、1930年代から1950年代にかけて生産されたLIPの象徴的な「T18」モデルをルーツに持つ。モデル名のチャーチルは、フランス政府が第二次世界大戦後の1948年に、イギリスの元首相、ウィンストン・チャーチルに感謝の意を込めてこの時計を贈呈したことに由来している。スモールセコンドを備えたクラシカルな趣の「18は高い評価を獲得し、世代を超えて今日まで愛され続けている。
クォーツ(Cal.RONDA 1064)。SSケース(縦38×横21mm)。3気圧防水。3万6300円(税込み)。
新たなチャーチルコレクションでは、クラシックな魅力を保ちつつ、そこに現代的なアプローチを加えた5つのモデルから全9種をラインナップしている。自動巻きムーブメントを搭載する「T26」モデルは、26mm×46mmの長方形ケースを持ち、黒いローマ数字とブルースティールの剣型針がエンジンターン仕上げのシルバーダイヤルと見事に調和している。T26は6時位置にデイト表示も備えている。クロコダイル調のレザーストラップが付属し、ケースバックからは自動巻きムーブメントの一部をのぞける構造が採用されている。
そのほかのモデルにはクォーツムーブメントが搭載され、チャーチルに贈呈されたモデルの復刻版であるT18、カジュアルでスタイリッシュな「T24」、女性向けのミニマルな「T13」、そしてコンパクトなスクエアケースが特徴の「C18」など、幅広い用途に対応する豊富なモデルがラインナップされている。いずれのモデルもLIPが誇る伝統的なクラフトマンシップと最新の素材によって耐久性と快適性の向上が計られている。
最新のチャーチルコレクションを手に取れば、時計の持つ歴史的な背景を味わいながら、時代を超越した古典的なデザインと最先端の製造技術の融合を、手頃な価格で堪能することができるだろう。
クォーツ(MIYOTA Cal.1L40)。SSケース(縦41×横23mm)。3気圧防水。3万6300円(税込み)。
クォーツ(Cal.RONDA 1032)。SSケース(縦29×横13mm)。3気圧防水。3万4100円(税込み)。
クォーツ(MIYOTA Cal.1L40)。SSケース(縦21×横21mm)。3気圧防水。3万3000円(税込み)。