ハリー・ウィンストンの「HW エメラルド・コレクション」に新作が登場した。ベゼルにダイヤモンドをあしらったモデルで、18KRGと18KWGのケース2種類での展開となり、それぞれカーフスキン・ストラップか、ケースと同じミラネーゼ・ブレスレットから選ぶことができるため、計4種が新たにラインナップされる。この腕時計の特徴である、アールデコ、そしてカクテルウォッチについても紹介しよう。
HW エメラルド・コレクション
創始者ハリー・ウィンストンが愛した宝石の形、エメラルドカットを想起させる美しい八角形のケースが特長の「HW エメラルド・コレクション」からふたつの新作が誕生した。ブラックラッカーで仕上げたダイヤルに燦然と輝くダイヤモンドが添えられた、魅力的なカクテルウォッチである。
アールデコの美学
創始者ハリー・ウィンストンが、ニューヨークに自身の名を冠したジュエリーブランドを立ち上げた 1932年はアールデコの全盛期で、聳え立つ高層ビルからジュエリーに至るまで、ありとあらゆるデザインにアールデコのシンプルな美しさとスタイリッシュな幾何学模様が取り入れられていた。創始者ハリー・ウィンストンは、従来とは異なるコンテンポラリーなジェムセッティングとジュエリーデザインを提案。その独創的なスタイルは当時のデザインのトレンドと共鳴するとともに、ジェムストーンに秘められた美しさと神秘性を解き放った。彼が最も愛したエメラルドカットは、アールデコの時代を想起させる大胆なシンメトリーの象徴でもある。「HW エメラルド・コレクション」は、この完璧な八角形のシルエットを美しく表現している。
カクテルウォッチの魅力
当時、アールデコ人気とは別に、カクテルウォッチと呼ばれるタイムピースの登場が世間を賑わせており、多くのカクテルウォッチにはダイヤモンドがセッティングされていた。今回の新作のダイアルは、インクのような深みのあるブラックラッカーをベースに、その上に配した47個のラウンド・ブリリアントカット・ダイヤモンドと1個のエメラルドカット・ダイヤモンドが放つ眩い光で、過ぎ去った時代の魅力を再現している。ケースのシェイプに沿って配されたダイヤモンドのリボンの12時位置には、燦然と輝くエメラルドカット・ダイヤモンドがセッティングされている。
HW エメラルド・コレクション新作の魅力
ケースサイズ17.7mm×24mm、厚さわずか6.1mmのHWエメラルドは華奢な手首にぴったりのデザイン。スリムなシルエットのため、ケース、ベゼル、ラグに配された53個のラウンド・ブリリアントカット・ダイヤモンドが一層引き立つ。リュウズにはもちろん、ハリー・ウィンストンの代表的ディテールであるキューレット側を表面にしたダイヤモンドが配されている。
ブラックラッカー仕上げのダイアルには、47個のラウンド・ブリリアントカット・ダイヤモンドと、1個のラウンド・ブリリアントカット・ダイヤモンドがあしらわれたものだ。また、ケースには53個のラウンド・ブリリアントカット・ダイヤモンドがセッティングされている。ブラックのダブル トゥール・カーフスキン・ストラップ、もしくはケースと同じ素材のミラネーゼ・ブレスレットから選択することができる。なおミラネーゼ・ブレスレットの長さはS.M.Lの3種類で価格が変わる。なお、ミラネーゼ・ブレスレットにはラウンド・ブリリアントカット・ダイヤモンド36個がセッティングされたものだ。クォーツ(Cal.HW1040)。5石。18KRGもしくは18KWGケース(縦24mm、横17.7mm、厚さ6.1mm)18KRGにカーフスキン・ストラップを組み合わせたモデル:209万円(税込み)、18KWGにカーフスキン・ストラップを組み合わせたモデル:209万円(税込み)、18KRGにミラネーゼ・ブレスレットを組み合わせたモデル:358万6000円~(税込み)、18KWGにミラネーゼ・ブレスレットを組み合わせたモデル:391万6000円~(税込み)。