チャペックは、象徴的なアンタークティック・コレクションに加わった魅惑的なニューモデル、「アンタークティック パープル・ストーム」を発表した。 わずか18本限定のモデルは、2024年11月20日に香港で開催されたHorology Clubの3周年記念イベントでデビューしたばかりだ。
アンタークティック パープル ストーム
スイスのダイヤル専業メーカー、メタレムによって手作業によるヴァーニッシュ(ニス)仕上げがなされた特別なダイヤルを備えた「アンタークティック パープル・ストーム」は、チャペックの自己表現、芸術性、そしてコラボレーションの精神への取り組みを反映している。自動巻き(Cal.SXH3)。42石。3万6000振動/時。パワーリザーブ約65時間。SSケース(直径41.5mm、厚さ11.5mm)。5気圧防水。825万円(税込み)。
それぞれのダイヤルは、精巧で芸術的に仕上げられた魅惑的なバイオレットのグラデーションを特徴としている。自然の嵐の雰囲気と深みを捉えるために一枚一枚丁寧に作られており、ミステリアスで動きのある印象を与える。光が表面にあたると、空を横切る嵐の雲を思わせるように、渦巻きながら重なり合うパープルの色合いが浮かび上がってくる。
完売してきた特殊な文字盤の限定品
2020年5月、チャペックはアンタークティック・コレクションを初公開、販売する準備をしており、スペシャル版である「アンタークティック オリオン・ネビュラ」の製作も始まった。この限定 10 本のモデルは、銀河にインスピレーションを得たハンドメイド、ヴァーニッシュ仕上げの文字盤が特徴で、すぐに完売した。続いて、ターコイズブルーの「アビス」、グリーンの「エメラルド・アイスバーグ」、そして「セレスティアル」など、ユニークなダイヤルを備えたモデルが続いた。最新版の「アンタークティック パープル・ストーム」は、この独特の文字盤製造技術による鮮やかなバイオレット色を採用した初めてのモデルである。
Cal.SXH5
このステンレススティール製タイムピースの心臓部には、パワーと精度の両方を兼ね備えた高性能な自動巻きムーブメント、自社製ムーブメントCal.SXH5が搭載されている。Cal.SHX5は約60時間のパワーリザーブを誇り、計時の精度と効率を最大限に高めるように設計された4つのゴールド製慣性ウエイト(マスロット)を備えたフリースプラング・テンプを備えている。サファイアクリスタル製のケースバックから見えるマイクロローターは、リサイクルされたプラチナで作られており、高級時計におけるサステナビリティの可能性へのチャペックの取り組みと一致している。ムーブメントの精巧な構造と手作業による仕上げは、現代のオート・オルロジュリー(高級時計製造)に対するブランドのビジョンを視覚的に表現している。