「ロレアート スケルトン」。自動巻き(Cal. GP01800-0006)。25石。2万8800振動/時。約54時間のパワーリザーブ。18KPGまたはSS(直径42㎜、厚さ10.88㎜)。654万円(18KPG)。345万円(SS)。価格はともに税別。7月発売予定。
1975年にミラノ在住の建築家によってデザインされたジラール・ペルゴの「ロレアート」。ラグと一体となり、マットとサテン仕上げで織りなされたブレスレットや8角形のベゼルなど、1970年代に興隆を極めた新世代のスポーツウォッチに共通するデザインを備えたジラール・ペルゴのヒット作だ。2016年に復活し、今年はその最新世代となるモデルがリリースされた。「ロレアート スケルトン」だ。
アンスラサイト処理が施されたムーブメントはモダンなスタイルで肉抜きが施された。ブリッジと地板に見られる宗教建築を思わせる壮麗な曲線が美しく、建築家によって設計された出自を今に受け継いでいるかのよう。搭載するのはマニュファクチュールキャリバーのGP01800-0006。GP1800系で初めて可変慣性テンプを採用し、より高い精度を企図している。パワーリザーブもフル巻き上げで約54時間あり、実用性も実に高い。外周を覆うリングに蓄光塗料を施したサスペンデットインデックスを置いているため、視認性もスケルトンウォッチとしては思えないほど良い。
なお、ロレアートは他にも新作が加わり、待望のフルコレクション化を果たした。