スリークはFukushima Watch Co.(フクシマウォッチカンパニー)の取り扱いを開始。2025年の1月5日まで新潟県新潟市にあるスリークBPにてポップアップ販売を開始する。その後はスリーク各店舗での年に数回のポップアップ販売を予定している。また、スリークのオンランストアでも取り扱う予定だ。フクシマウォッチカンパニーは福島県発のマイクロブランドであり、「Odaka」や「Futaba」といった福島県にちなんだ腕時計を手掛けている。
南相馬市の特産のひとつであるブルーベリーをイメージしたカラーリングである。このほかのカラーリングも、南相馬市の特産品をイメージしたものだ。自動巻き(Cal.SUS316L)。21石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約42時間。SSケース(直径36mm、厚さ13.5mm)。5気圧防水。6万6000円。
福島の魂が込められた腕時計、スリークで発売開始!
新潟を拠点として大阪、埼玉に店舗を構えるスリークは、フクシマウォッチカンパニーの腕時計の取り扱いを開始した。新潟にあるスリークBPで2025年1月5日までポップアップ販売中である。また、他店舗のでポップアップや、スリークオンラインストアでの販売を予定している。
フクシマウォッチカンパニーの腕時計がスリークで販売されるまで
フクシマウォッチカンパニーは、2022年に福島県南相馬市小高区に誕生したマイクロブランドだ。南相馬市小高区は東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故により、全域が避難区域に指定され、一時住民が住むことができなくなった地域である。創業者の平岡氏は、ボランティア活動を通じてこの地域に魅了され、福島を日本のジュネーブ(腕時計産業が盛んなスイスの都市)にすることを目指し、フクシマウォッチカンパニーを設立した。これまで福島の地にちなんだ「Odaka」や「Futaba」といった腕時計を発表してきた。
スリークの中村代表は、福島県の南相馬市に足を運んだ際に、豊かな自然や復興途上の街で生活する人々に心を打たれた。その時、フクシマウォッチカンパニーの理念や方針に共感し、スリークでの取り扱いを決意した。
スモールセコンドを備えた「Odaka」
Odakaはフクシマウォッチカンパニーの拠点である、福島県南相馬市小高区からインスパイアされた、クラシカルなスモールセコンドの自動巻きモデルだ。カラーバリエーションは南相馬市という土地への想いが込められている。たとえば、グリーンならばブロッコリー、レッドなら唐辛子と、土地の主要な農産物をモチーフとしたものだ。
双葉町に売上の一部が寄付される「Futaba」
クラシックなデザインを基調とした、5色から選べるツートンカラーの腕時計。ケースとブレスレットはミラー仕上げだ。自動巻き(MIYOTA Cal.82S0)。21石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約42時間。SSケース(直径34mm, 厚さ12.5mm)。5気圧防水。8万8000円。
Futabaは2024年11月に発表されたモデルである。原発事故以来、全町避難を余儀なくされた双葉町。2022年8月より避難指示が解除され、再び人々が住むようになった。その双葉町の過去と、未来の町の姿を想像してデザインしたモデルがこのFutabaだ。売上の一部が双葉町の復興や地域支援に取り組む団体に寄付されている。