2年以上の集中的な開発を経て、ハンハルトは新しい「プリヴェンター HD12」を発表した。エクスクルーシブなHD12™スティールの導入によって、ドイツ・ブラックフォレストにあるこのメーカーはキズが付きにくいケースの新たなベンチマークを獲得した。人気のある「パイオニア」コレクションの拡張としてプリヴェンター HD12は、センターセコンドと39mmというコンパクトな直径を備えた3針モデルの世界的トレンドを満たしている。読みやすいダイヤル、39mmの直径、15気圧防水とねじ込み式リュウズによって、日々の着用に最適なオールラウンダーである。
プリヴェンターHD12 ネイビー
完璧な対称性を保つためにデイト表示は省略されている。裏面は、スタイリッシュで高品質なエンボス加工・マットとポリッシュ仕上げで水中世界の様子が施され、海洋環境とのつながりを強調している。
自動巻き(Cal.SW200)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。HD12™ SSケース(直径39mm、厚さ10.5mm)。150m防水。27万5000円(税込み)。
ハンハルトの新しい HD12™スティールは、ステンレススティールの耐腐食性を損なうことなく、並外れた表面硬度を達成した。この革新的な素材は、ハンハルトの歴史上初めて、新しいプリヴェンター HD12™ウォッチのケースに使用されている。ハンハルトは、最適な耐傷性に加えて、ケースの外観の細部を維持するために、HD12™ケースの複雑な多段階製造においてふたつのハイテクな工程を組み合わせている。
その結果、新しいプリヴェンター HD12は、非常に硬い表面だけでなく、ブラシ仕上げ、マット仕上げ、光沢仕上げの表面を手に入れることになった。
表面硬度が316Lの5倍硬いHD12™スティール
最初の段階では、表面硬化工程におい大量の炭素がステンレススティールに拡散される。これにより、硬い表面から柔らかいコアへの段階的な移行が実現する。この工程は脆さを防ぐので、純粋なコーティングに比べて大きな利点がある。次に、追加の保護のために、透明なハード・コーティング(PVD)が施される。この工程によって、HD12™ スチールは最大1200HV(ビッカース硬度)という優れた表面硬度を実現し、ウォッチ・ケースの耐傷性が何倍も向上する。対照的に、通常の316Lスチールの表面硬度は約 220HVである。
プリヴェンター HD12は、ダークブルーとブラックの2色の、はっきりとしたデザインのダイアルが印象的だ。中央に3本の針があり、秒針の先端は特徴的な赤になっており、正確な読み取りが可能だ。分針と秒針は、視差によるエラーを避けるために先端がカーブしている。数字と針はどちらもスーパールミノバ®C1でコーティングされており、暗闇の中で光り、常に最適な視認性を確保する。