ルイ・エラールは、再構築された新コラボレーションライン「ノワールモン X」より、「レギュレーター ルイ・エラール X ヴィアネイ・ハルター II」を発表した。ルイ・エラールとヴィアネイ・ハルターの 2 作目となるこのコラボレーションは、2020年に発表されたコラボレーション第1作目に比べ、より一層ヴィアネイ・ハルターの芸術的なDNAとディテールが取り入れられている。ハルターの代表作「アンティコア」の独特な美学とスチームパンクデザインが、時、分、秒を分割して表示するレギュレーターと見事に調和し、芸術的なコラボレーションが実現している。
レギュレーター ルイ・エラール X ヴィアネイ・ハルター II
自動巻き(Cal.SW266-1)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径43mm、厚さ10.95mm)。5気圧防水。世界限定178本。109万4500円(税込み)。
オフセンターに配されたレギュレーターの時表示サブダイアルと秒表示サブダイアルのリングは精巧に配され、リングのエッジはダイヤモンドカット仕上げによる美しい光沢を持つ。分表示の外周リングには、ヴィアネイ・ハルターとルイ・エラールのダブルネームの刻印が施されている。ヴァーティカル(縦方向)のサテン仕上げを持つベースダイアル、そして、青焼きスチール針と共にオートオルロジュリーのディテールがスチームパンクの世界観の中で際立っている。また、ベゼルには12個のゴールドカラーのリベットが、2時位置にオフセットされたリュウズには24個のリベットがあしらわれた。
注目すべきディテール
スチームパンクなこの腕時計のディテールをご堪能いただきたい。
ヴィアネイ・ハルターについて
その作品は、天文学やSF、そして歴史的な時計からインスピレーションを得ている。彼の代表作であるアンティコアやディープスペース・レゾナンスなどの時計は、期待を覆し、ヴィンテージの職人技と未来的なコンセプトを融合させたものだ。1984年から独立時計師として活動している彼は、好奇心と予測不可能なものへの愛情に突き動かされながら時計を制作し続けている。ハルターは常に限界に挑戦し、単なるアクセサリーではなく、芸術作品ともいえる時計を作り続けてきた。創造の自由を重んじる彼は、科学と芸術が交わるところに時計製造の本質があることを体現している。
ノワールモンとは?
「ノワールモン」は、現在ルイ・エラールが拠点を置く、スイス・ジュウ渓谷の地名に由来したコレクションだ。クラシックなノワールモン、高度な時計製造技術が投入される「ノワールモン・メティエダール」、ルイ・エラールが得意とするコラボレーションモデルがラインナップされる「ノワールモン X」の3つの柱で構成されており、今回の新作レギュレーター ルイ・エラール X ヴィアネイ・ハルター IIは、ノワールモン Xの最新限定モデルとなる。