ロンジンは第48回FISアルペンスキー世界選手権を記念し、「コンクエスト クロノ スキー エディション」を発売する。このスポーティでエレガントなモデルは、ロンジンとアルペンスキー界との深い関わりを物語る腕時計でもあるのだ。
「ロンジン「コンクエスト クロノ スキー エディション」
スイスの時計ブランド、ロンジンは、オーストリアのザールバッハ/ザルツブルク州で開催される第48回FISアルペンスキー世界選手権を記念し、新作「コンクエスト クロノ スキー エディション」を発売する。ロンジンとアルペンスキーは1世紀以上前から密接な関係性があり、その象徴とも呼べるスポーティかつ堅牢、そしてエレガントな2025本限定のクロノグラフだ。
ロンジンは国際スキー連盟(FIS)のオフィシャルパートナーであり、2025年2月4日から2月16日まで、オーストリア・ザールバッハ/ザルツブルク州で開催されるFISアルペンスキー世界選手権などのアルペンスキーイベントに協賛している。
スポーティなディティール
コンクエスト クロノ スキー エディションのステンレススティール製ケースは、ポリッシュ仕上げとサテン仕上げが交互に施された、スポーティかつエレガントな仕上がりだ。ベゼルはブラックセラミックスがインサートされ、タキメーターが配されたものである。サファイアクリスタル製の風防は、多層無反射処理が両面に施されている。
文字盤にはアンスラサイトカラーを採用。ブラックカラーのインダイアルとよいコントラストを構成したものだ。なお、文字盤にはコンクエストの特徴である、スネイル仕上げが施されている。3時、6時、9時、12時位置にはアプライドインデックスが配されており、ポリッシュ仕上げが施された時針・分針には、スーパールミノバが塗布されている。
なおインダイアル中の12時間積算計と30分積算計の針は赤色であり、視認性に対して配慮されたものだ。
裏蓋に目をやると、第48回FIS世界選手権大会2025のエンブレムとなる、スキー選手の姿があしらわれている。その周囲にはSAALBACH 2025-FIS ALPINE WORLD SKI CHAMPIONSHIPSという大会名と、限定モデルであることを示すLIMITED EDITION - ONE OF 2025という文言が刻まれている。
シリコンヒゲゼンマイを使用したCal.L898.5ムーブメント
この腕時計には、ロンジン独自のムーブメントであるCal.L898.5が搭載されている。シリコン製ヒゲゼンマイを採用したこのムーブメントは、ISO764規格を上回る耐磁性を備えたものだ。自動巻きであり、パワーリザーブは約59時間。
ロンジンとアルペンスキー
ロンジンとアルペンスキーの関係性は、20世紀初頭にさかのぼる。その始まりは、1924年、スイス・サンティミエにあるロンジン工場からほど近い場所で開催されたスキーレースに、計時機器を提供したことから始まる。その後ロンジンは、1937年にフランス・シャモニーで開催された世界選手権で光学電子写真装置を用い、計測精度に大きな進歩をもたらした。
それ以来ロンジンは、アルペンスキーにおける計時技術の発展を牽引する役割を果たしている。最新の技術革新である「ロンジン・ライブ・アルペン・データ」は、レース中のスキー選手に関するデータを、非常に正確かつライブで計測し送信するシステムだ。
ロンジンはタイムキーピングに関する幅広い専門性を有しており、国際スキー連盟(FIS)のオフィシャルパートナーを務めている。また男女のFISアルペンスキーワールドカップや、2年ごとに開催されるFISアルペンスキー世界選手権大会のオフィシャルタイムキーパーとして、ウィンタースポーツ界でその地位を確立しているのだ。
自動巻き(Cal.L898.5)。37石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約59時間。SSケース(直径42mm、厚さ14.3mm)。10気圧防水。65万7800円(税込み)。