「エクスペリエンス・タイム」開催! A.ランゲ&ゾーネやジャガー・ルクルトなど、東京・銀座のブティックを回ろう

2025.02.21

2025年3月7日(金)・8日(土)の2日間にわたって、リシュモン グループは「エクスペリエンス・タイム」を開催する。A.ランゲ&ゾーネやIWC、ジャガー・ルクルトなどといった同グループの時計ブランドが、それぞれ東京・銀座のブティックで特別な体験を用意しているのだ。ユニークなのは、スタンプラリー形式になっていること。時計好きは参加必至のイベントと言える。


リシュモン グループが東京・銀座で「エクスペリエンス・タイム」を開催!

 リシュモン グループは2025年3月7日(金)と8日(土)の2日間にわたって、「エクスペリエンス・タイム」を開催する。このイベントはスイスのジュネーブでスタートし、その後ドバイやニューヨークなどの世界各都市で開かれており、今回日本での初開催が決まった。場所は東京・銀座。リシュモン グループに所属するA.ランゲ&ゾーネ、IWC、ジャガー・ルクルト、モンブラン、パネライ、ピアジェ、ロジェ・デュブイ、ヴァシュロン・コンスタンタンのブティックで、このイベントに合わせた特別な空間が提供されている。ブランドによってイベント内容は異なるので、ぜひ全店をのぞいて、この貴重な体験に浸ってほしい。

日本での初開催となる「エクスペリエンス・タイム」。ブランドによってイベント内容はさまざまだが、どこも時計好きにはたまらない体験ができるだろう。

 なお、イベント参加時、顧客登録されていないユーザーはカスタマーカードへの記入が求められる。

イベント概要

日時:2025年3月7日(金)18時~20時30分、3月8日(土)16時~20時30分
場所:東京・銀座の参加ブランドの各ブティック
参加ブランド:A.ランゲ&ゾーネ、IWC、ジャガー・ルクルト、モンブラン、パネライ、ピアジェ、ロジェ・デュブイ、ヴァシュロン・コンスタンタン
ホームページ:experience-time.jp

スタンプラリーに参加して特別ギフトを手にしよう

 今回のイベントでユニークなのが「スタンプラリー」だ。ユーザーは各ブティックに来店してイベントを体験すると、スタンプカードにスタンプが押されるのだ。スタンプカードは、最初に訪れたブティックで受け取ろう。

 2日間で参加ブランドのブティックすべてのスタンプを集めたユーザーには、特別ギフトが贈呈される。このギフトはその場で渡されるのではなく、後送となる。

※ギフトの数には限りがあります。詳しくは実施店舗にお問い合わせください。


各ブランドのブティックで過ごす、特別な時間

 エクスペリエンス・タイムでは、各ブランドがそれぞれのブティックで特別な時間を提供する。ブランドによって内容は異なり、それぞれの魅力を生かしたワークショップやサービスが用意されているのだ。

A.ランゲ&ゾーネ

1994年、A.ランゲ&ゾーネの復興コレクションのひとつとしてリリースされた「ランゲ1」。アウトサイズデイト、そしてアシンメトリーなレイアウトの文字盤はアイコニックで、同ブランドの代表的な存在となっている。

 1845年にフェルディナント・アドルフ・ランゲによって、ドイツのグラスヒュッテで生まれたA.ランゲ&ゾーネ。第2次世界大戦後にその名は時計市場から消えるものの、1990年、4代目のウォルター・ランゲによって復興された歴史を持つ。マニュファクチュール体制の下、モデルごとに製造される専用ムーブメントは美観とユーティリティーが両立されており、目の肥えた時計愛好家からの支持が厚いブランドだ。

 そんなA.ランゲ&ゾーネのアイコン「ランゲ1」は、2024年に30周年を迎えた。今回のイベントではランゲ1が並ぶことはもちろん、ブランドの世界観とドイツの雰囲気を顧客に味わってもらうことを目指した。そのためドイツのビールやお菓子なども用意されているという。

【A.ランゲ&ゾーネ ブティック 銀座】
東京都中央区銀座6-7-15
Tel.03-3573-7788

IWC

写真は2024年に発表された「ポルトギーゼ・エターナル・カレンダー」。セキュラーカレンダーを搭載するとともに、4500万年に1日しか誤差が生じないダブルムーン™表示を持つ。今回のイベントは、このモデルの実機を目にできる、とても貴重な機会である。

 1868年に創業したIWC。「ポルトギーゼ」や「パイロット・ウォッチ」「インヂュニア」など、多数のロングセラーを展開しているのは、堅牢かつ信頼性の高いムーブメントを強みに、時代を超えて愛されてきたブランドであるためだ。

 IWCでは昨年登場し、ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ(GPHG)で「金の針」賞を受賞した「ポルトギーゼ・エターナル・カレンダー」をブティックに展示。また、イベント中はIWC専任ウォッチメーカーが常駐し、ユーザーからの質問に直接回答する。

【IWC 銀座 ブティック】
東京都中央区銀座6-6-1
Tel.0120-261-868

ジャガー・ルクルト

ジャガー・ルクルトの時計製造技術の卓越性を示すモデルのひとつが、この「レベルソ・トリビュート・クロノグラフ」だ。シンプルな2針文字盤側のケースを反転させると、複雑かつ精緻な顔が目を引き付ける。このオープンワークとなった文字盤はクロノグラフ用で、6時位置には30分積算計がレトログラード表示で配されている。

 ジャガー・ルクルトは「時計の精度と複雑機構のパイオニア」として、1833年の創業以来、さまざまな名作を生みだしてきた。同ブランドの時計製造の卓越性を象徴するのが、これまで1400を超えるムーブメントと430件以上の特許を取得してきたという歴史だ。かつて他のハイブランドにもムーブメントを供給しており、ジャガー・ルクルト製ムーブメントを搭載するモデルは他のサプライヤーのムーブメントと比較して、特別な意味合いを持つことも少なくない。

 今回のイベントは、そんなジャガー・ルクルトの時計製造に触れる良い機会だ。なぜならブティック内で、同ブランド専任時計師によるデモンストレーションが行われるためだ。シャンパンなどの飲み物を片手に、190年以上に及ぶ時計製造の世界を堪能したい。

【ジャガー・ルクルト 銀座並木ブティック】
東京都中央区銀座6-7-15
Tel.03-5537-5911

モンブラン

筆記具で有名なモンブランは、時計製造においても高い手腕を発揮している。写真のモデルは2024年にラインナップに加わった「モンブラン アイスシー オートマティック デイト」。ブラックのグレイシャー模様があしらわれた文字盤とブロンズトーンのケースが、独創的でありながらも温かみを感じさせる。

 高級筆記具ブランドであるモンブランの万年筆やボールペンを愛用しているという時計好きも多いだろう。同ブランドは筆記具のみならず、時計においても市場でのプレゼンスは高く、「スターレガシー」や「アイスシー」といったデイリーユースに好適なコレクションからミネルバのクロノグラフムーブメントを搭載した通好みなハイエンドラインまで、幅広い層にリーチする時計を製造している。

 イベントでは2階の特別スペースにて、プロのカリグラファーがユーザーの要望に合わせて、字体やマークでオリジナルシグニチャーを製作する。また、イベント当日に購入した筆記具へのシグニチャー刻印も、無料で行うという。状況によっては待ち時間が発生する場合もあるが、特別な自分だけのシグニチャーを“待つ”時間も楽しいことだろう。

【モンブラン銀座本店】
東京都中央区銀座7-9-11モンブラン GINZA Bldg.
TEL.03-5568-8881

パネライ

ひと目でパネライと分かるそのデザインに引かれる時計好きは多い。“パネリスティ”と呼ばれる、ファンによる自発的なコミュニティーが世界各国に存在することでも有名だ。

 1860年、イタリアのフィレンツェで誕生した時計店・工房にルーツを持つパネライ。イタリア海軍のために精密機器や潜水用時計を開発・供給してきた歴史を象徴する「ラジオミール」「ルミノール」コレクションは熱狂的なファンを獲得している。

 イベント会場となるパネライ銀座ブティックは、昨年リニューアルしたばかりだ。この新しい店内は天井が高く広々としており、また、国内のパネライブティックの中で、最大の品ぞろえを誇っている。

 イベント当日は購入したストラップへの、イニシャル刻印サービスが行われる。ギフトやドリンクも用意されているので、まだパネライを所有していないユーザーも、店内をのぞいてみよう。

【パネライ 銀座 ブティック】
東京都中央区銀座6-6-1
TEL.03-5568-7111

ピアジェ

薄型でエレガントな「アルティプラノ」や、スポーティーな「ピアジェ ポロ」が人気である一方で、ジュエリーウォッチ製造においても長い歴史を持つピアジェ。写真の「ライムライト・ガラ」は、時計製造とジュエリー製作が出合って生まれた優美なコレクションだ。

「常に必要以上に良いものをつくる」を標榜し、パイオニア精神あふれるクラフツマンシップのもと、時計業界に数々の革新をもたらしてきたピアジェ。創業150周年を迎えた2024年、節目を祝うかのように発表されたわずか2mmのケース厚となる「アルティプラノ アルティメート コンセプト トゥールビヨン」にも驚かされたが、イベントでは「デコ パレス(パレス装飾)」をフィーチャーする。

 独自の「デコ パレス(パレス装飾)」を開発し、その輝きをいっそう際立たせることに成功してきた同ブランドは、この装飾が施されたクリエーションをイベントで用意した。ただ展示されているだけではない。ユーザーはタッチ&フィールができるのだ。また、ピアジェのゴールド装飾の世界観に出合える、臨場感あるワークショップも体験できる。

【ピアジェ 銀座本店】
東京都中央区銀座7-8-5
TEL.03-3569-0160

ロジェ・デュブイ

高度な時計製造技術を強みに、内外ともに凝ったコンセプトで作り込まれるロジェ・デュブイの腕時計。特に「エクスカリバー」は、ダイナミックなケースに革新的な意匠または機構のムーブメントを搭載させており、同ブランドの精神性が垣間見えるコレクションだ。

 1995年に創業したロジェ・デュブイは現在、「ハイパーオロロジー™」というモットーを掲げている。このモットー通り、機構・意匠ともに“ハイパー”かつ高度な時計製造技術が感じられる製品を多く展開しており、他社とは違った、特異かつ特別なポジショニングを築いている。一方で多くの自社製品でジュネーブ・シールを取得するなど、伝統的な様式を大切にするブランドということも特筆すべき点だ。

 イベントでは、シャンパンをはじめとした飲み物を片手に、ユーザーはジュネーブ・シールのワークショップを体験することができるというのだから、行かない手はない。

【ロジェ・デュブイ 銀座 ブティック】
東京都中央区銀座6-7-19
TEL.03-5537-5317

ヴァシュロン・コンスタンタン

スポーティーな「オーヴァーシーズ」やクラシックな「パトリモニー」「トラディショナル」など、すべての製品が高度な時計製造技術とクラフツマンシップのもと、丁寧に作り込まれており、所有欲をくすぐるヴァシュロン・コンスタンタン。また、同ブランドの遺産を現代的にアレンジした「ヒストリーク」コレクションは、歴史的に名作を生み出してきたヴァシュロン・コンスタンタンならではのタイムピースだ。

 2025年、創業270周年を迎えるヴァシュロン・コンスタンタン。この長い歴史の中で一度も途切れることなく時計製造を続けてきたブランドであり、独自のスタイルと技術を継承し、また進化させてきた。その長い歴史の中で培われてきた技術力は、「メティエ・ダール」コレクションやビスポーク部門の「レ・キャビノティエ」といったハイエンドシリーズで遺憾なく発揮されている。

 もちろん、上記以外のコレクション、例えそれがベーシックな3針モデルであってもケースの磨きやムーブメントの仕上げ、文字盤の塗装などディテールひとつ取ってもハイクオリティで、メゾンの矜持が感じられる質を実現している。また老舗ながら、「222」「オーヴァーシーズ」シリーズなどでいち早くラグジュアリースポーツウォッチの分野にも参入するなど、常に進化することを止めない。

 これはフランソワ・コンスタンタンがジャック=バルテミー・ヴァシュロンに宛てた書簡に書かれた言葉が由来の「できる限り最善を尽くす、そう試みることは少なくとも可能である」というブランド哲学が現在にも生きていることの証しだ。

 そんなヴァシュロン・コンスタンタンは今回の参加ブランドの中で唯一、2店舗のブティックでイベントが開催される。

 中央通り沿いにある「SALON 1755 銀座」では、270周年を記念した謎解きゲームに挑戦できる。一方、銀座の中心である4丁目交差点からほど近い銀座本店では、時計師による時計のレクチャーを、カクテルとともに楽しむことができる。

【ヴァシュロン・コンスタンタン SALON 1755 銀座】
東京都中央区銀座 7-8-8
TEL.03-3569-1755

【ヴァシュロン・コンスタンタン 銀座本店】
東京都中央区銀座 4-3-9
TEL.03-6862-1755


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