ルイ モネは、2種類の月隕石を用いて満月と新月を表現するユニークなタイムピース「ブラック ムーン」を発表した。18Kレッドゴールド製ケースに、ドーム型ディスクとアベンチュリンダイアルを備えた本作は、宇宙をテーマとする同ブランドの「コズミック アート コレクション」の一環として、世界限定28本で展開される。
2種類の月隕石を使った魅惑のムーンフェイズ
スイスの独立系高級時計ブランド、ルイ モネが発表した「ブラック ムーン」は、ブランドの根幹にある天文学的インスピレーションを体現した1本である。以前ケースにチタンを用いたモデルが発表されていた。今回発表されたのは、ケースに18Kレッドゴールドを使用したモデルだ。

(Cal.LM110)。29石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約48時間。18KRGケース(直径40.7mm、厚さ17.92mm)。5気圧防水。世界限定28本。予価。
その特徴は、ダイアル中央に配置されたドーム型回転ディスクにある。そこには、マーブルグレーの月隕石、ガダミス 005と、ブラックの月隕石、ドファール 457がセットされており、満月と新月をそれぞれ表す。

ディスクは高精度Cal.LM110により正確に駆動し、満月の日にはマーブルグレーの隕石が、新月の日にはブラックの隕石が3時位置のレッドアルミニウム製インデックスに到達する。ムーンフェイズが隠れず、常に鑑賞可能である点も大きな魅力だ。
122年で1日の誤差を誇るCal.LM110

搭載されるムーブメントは、135の歯車を持つ新開発のCal.LM110。回転周期の誤差は122年でわずか1日と、驚異的な精度を誇る。スモールセコンド表示は、隕石を遮らないよう30秒ごとに長短の針が交代する独自構造で、アベンチュリンダイアル上に浮かぶように配置されている。
18Kレッドゴールドケースに宇宙を思わせるディテール
ケースは先にも書いたように18Kレッドゴールド製。サテンとポリッシュ仕上げを組み合わせ、ドーム型サファイアクリスタル風防を備える。ケースバックにはグレード5チタンが用いられており、ストラップにはアリゲーターレザーを採用。全体の直径は40.7mm、厚さは17.92mmだ。
「ブラック ムーン」は、ルイ モネの哲学を反映した宇宙へのオマージュであり、同ブランドの世界観を象徴する1本といえる。