(左)「ヴォルテックス・ガンマ トロン」。自動巻き(Cal.HLR2.0)。92石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約40時間。HLLightColor×サファイアクリスタル(縦52×横50mm、厚さ18mm)。3気圧防水。価格未定。(右)「ヴォルテックス・ガンマ マグマ」。自動巻き(Cal.HLR2.0)。92石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約40時間。HLLightColor×サファイアクリスタル(縦52×横50mm、厚さ18mm)。3気圧防水。価格未定。
オートランスはSIHH2018で「ヴォルテックス・ガンマ」の新色モデル、「ヴォルテックス・ガンマ トロン」と「ヴォルテックス・ガンマ マグマ」を発表した。
「ヴォルテックス・ガンマ」は自動車産業や航空宇宙産業で使用されているHLLightColorというカーボンナノチューブを用いた複合素材と、立体的に構築された6枚のサファイアクリスタルで構成されるケースを持つレトログラードモデルだ。ミニッツダイアルの分針は60を指し示した後、00位置へジャンプして戻るが、その際にダイアル中心にあるメビウスの輪が回転する遊び心のあるギミックが付いている。また、時表示は数字が印字された12個のブロックがチェーンによって送られるジャンピングアワー方式だ。このブロックが切り替わるタイミングで、脱進調速機がモバイルブリッジごと60度回転するため、重力による影響を統計的に補正する。
新色の「ヴォルテックス・ガンマ トロン」と「ヴォルテックス・ガンマ マグマ」は1982年に公開されたSF映画『トロン』で使われた視覚効果にインスピレーションを得て製作。集積回路が発光する作中の演出を模して、暗闇の中で前者はブルーにケースのエッジが光るように夜光塗料が塗布されている。公開当時、世界初のフルCGを作品に導入した『トロン』を参考とすることで、独自の個性を表現したモデルが誕生した。なお発売時期と価格はともに未定だ。
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