ここ数年、バーゼルワールドが勢いをなくす一方、ジュネーブのSIHHはますます注目を集めている。オーデマ ピゲとリシャール・ミルは本年限りでの撤退を表明したが、主に小ブランドが増加し、大メーカーの新作に飽き足らない、時計愛好家の耳目を集めるようになった。また、LVMH傘下のメーカーも同時期に見本市を開催。今やそのプレゼンスは、バーゼルワールドに肩を並べようとしている。
もっとも、SIHHそのものも安泰とは言えない。開催期間を短くし、代わりにプレスカンファレンスを増やすという方策は愛好家やメディアの不興を買ったし、SIHHのコアにあるリシュモン グループと、LVMHを含む他グループ、あるいは他メーカーとの軋轢は-ジュネーブ市の努力にもかかわらず-ジュネーブの見本市が今以上に発展する足かせとなりつつある。
では、そんな環境下で、各社はどんな新製品をリリースしたのか。まずは速報として下記URLでお届けしたい。