【プレジュネーブサロン(W&Wジュネーブ)】スポーティに進化したジラール・ペルゴの限定モデル「ロレアート アブソルート パッション」

2020.02.14

ジラール・ペルゴ「ロレアート アブソルート パッション」

ジラール・ペルゴはプレジュネーブサロン(ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ、旧SIHH)モデルとして、スポーツカーをイメージしたレッドカラーを配した「ロレアート アブソルート パッション」を世界50本限定で発売する。これは300mの防水性能と軽量なチタン素材による取り回しの良さ、そして精緻な仕上げが施された自社製ムーブメントが魅力のモデルである。

ロレアート アブソルート パッション

ジラール・ペルゴ「ロレアート アブソルート パッション」
特徴的な8角形のベゼルは1975年の初代から変わらない「ロレアート」のトレードマークだ。スポーティながら上品なイメージの強い「ロレアート」だが、ブラックとレッドの組み合わせによって、よりスポーティさを強調することに成功した。自動巻き(Cal.GP03300-1058)。63石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約46時間。Ti +PVD(直径44mm、厚さ14.65mm)。300m防水。世界限定50本。予価149万円(税別)。

優れたデザインと高いスペック、クラフトマンシップの宿った渾身の1本

 スポーティなデザインが魅力のジラール・ぺルゴの「ロレアート」より、情熱的なレッドカラーを配した限定モデル「ロレアート アブソルート パッション」がプレジュネーブサロン(ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ、旧SIHH)モデルとして発表された。

「ロレアート」の誕生は1975年にさかのぼる。8角形のベゼルとケースからブレスレットまでの流れるようなフォルムは、当時の先端技術であるクォーツムーブメントを搭載した「ロレアート」に相応しい近未来的なデザインであった。一時ラインナップから外れたものの、2003年に復活し、以降同社のアイコン的存在として人気を博している。

ロレアート アブソルート パッショ

「ロレアート アブソルート パッション」は、「ロレアート」を外見とスペックともにスポーティに進化させたモデルである。チタン製のブラックPVD加工が施されたケースと赤く彩られたインダイアルやストラップのコントラストが、モータースポーツの世界を思い起こさせる。

 ストラップはファブリック調のラバー製であり、接合部はまるでケースと一体になっているかのような調和を見せる。防水性能は驚くことに300m防水となっている。ダイバーズウォッチでないのにも関わらず、ここまでの高い防水性能を持つモデルは極めてまれである。その代償としてか、ケースの厚みは14.65mmと少々厚めだ。

 しかし、ケースの素材には軽量なチタンが採用されているため、ステンレススチール製のモデルに比べて装着感に優れるであろうことは想像に難くない。

ロレアート アブソルート パッショ

ストラップのステッチやクロノグラフのプッシュボタンのライン等、随所にレッドカラーが配されており、全体を引き締めている。インダイアル外周はすり鉢状に傾斜が掛かっており、手の込んだ造形はスポーツカーのメーターを想起させる。

 搭載するムーブメントは自社開発のCal.GP03300-1058で、クロノグラフ機構を組み込んだ部品総数は419個にも至る。香箱のブリッジだけでも、5種類の仕上げが施されるほどに手が込んだムーブメントは、同社の歩んできた歴史と培ってきた技術があってこそ成しえたものである。

「ロレアート アブソルート パッション」は、スポーティなデザインに高いスペック、そしてマニュファクチュールとしてのクラフトマンシップの宿った1本であると言えるだろう。


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