株式会社ノーブルスタイリング(本社:東京都目黒区、代表取締役 葛西憲道)は、ポーランドが誇るロマン主義を代表するピアニストで作曲家の「フリデリク・ショパン」の名を冠した腕時計ブランド『Chopin(ショパン)』ウォッチを輸入し、2020年9月に直営店舗である「ノーブルスタイリングギャラリー」での販売を開始した。
ポーランドの至宝「ショパン」
ショパン Op.10 No.12
手巻き(Cal.MSE210)。37石。2万1600振動/時。SSケース(直径43mm)。パワーリザーブ約96時間。50m防水。222万円(税別)
ファーストモデル「ショパン Op.10 No.12」
2019年4月26日、特別なタイムピース「ショパンOp.10 No.12」が、ワルシャワのフリデリク・ショパン博物館で初公開された。ショパンの豊かな遺産に深く魅了され設立された新しいブランドの背後にいるクリエイターのミッションは、偉大な作曲家の時空を超えた遺産と、現代のウォッチメイキング、洗練されたデザインを融合させることだった。Chopin(ショパン)ブランドのファーストモデルの主なモチーフは、エチュードハ短調Op.10 No.12。もう一つの言い方をすると、ショパンのエチュード(練習曲)作品番号10 第12番「革命」である。
ファーストモデルである「ショパンOp.10 No.12」において、ブランドが目指したのは、作曲家の非凡な才能とコンテンポラリーなウォッチ・デザインの両方を組み合わせるというものだった。酸化処理されブルーの色合いを放つ針は、ショパンの時代に人気のあったスタイルを模倣して設計されている。インデックスは、譜表のようなリングにマルチレベルに配列され、10と12のアラビア数字は、ショパンの有名なピアノ作品へのオマージュである。9時側には、ピアノのキーボードに似たパワーリザーブ表示が配された。
ショパンのスピリットを独自にとらえたもう一つの要素は、6時位置にあるサブダイアルを囲むプレシャス・ストーンであるカーネリアンで作られた鮮やかな赤い縁だ。この火山石の深い赤色は、19世紀のポーランド蜂起とショパンの信じられないほどの感性の両方を関連付けているだけではなく、死去から96年後、ワルシャワの聖十字架教会の柱に埋め込まれた偉大な作曲家の心臓を象徴している。また、この96は、ムーブメントのパワーリザーブの数値でもあるのだ。作曲家の人生の中で最も重要な年号が、ツインバレルの片方に刻まれている。一方、ダイアルには彼の芸術的業績が表示されている。ムーブメントには、蜂起の失敗を知った後のフラストレーションから綴った、ショパンの日記から抜粋されたテキストが刻印されている。
赤いバランスホイール
このモデルをさらに特別なものにしている要素がある。ブランドのパートナーであるSchwarz Etienne(シュワルツ・エティエンヌ)社は、テン輪を濃い赤色に着色する方法を開発し完成させた。これは、ショパンの心臓を表すもう一つの表現である。赤いバランスホイールは、ショパン・ブランドの時計の際立った特徴なのだ。
年間生産本数は56本
“Time is the best censor, and patience the most perfect of teachers(時間は一番の批評家で、忍耐は一番の先生です)” フリデリク・ショパンによるこれらの言葉は、世界的に有名なスイスのデザインスタジオNeo Desis(ネオデシス)の創設者であり、アート・ディレクターであるAntoine Tschumi(アントワーヌ・チュミ)に影響を与え、ショパン・ウォッチのデザイン・コンセプトが完成した。
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