ルイ・エラールは、昨年から続くコラボレーションシリーズ第2弾として、独立時計師ヴィアネイ・ハルターが手掛けたモデルを発表した。両者を知る世界中の時計愛好家垂涎の1本になることは間違いないだろう。
コラボレーションした両者のいいとこ取りをした作品。セリタ製の汎用エボーシュを採用することで、この価格を実現した。
待望のコラボレーション第2弾
2003年の再建以降、良質な時計を手に入れやすい価格帯で提供しているルイ・エラール。同社が19年から展開をスタートさせたコラボレーションシリーズは、同年に第1弾としてアラン・シルべスタインがデザインを手掛けたモデルを発表して話題となった。そして今年の第2弾はヴィアネイ・ハルターが起用された。
ヴィアネイ・ハルターは、AHCI(アカデミー独立時計師協会)メンバーで独立時計師として名高い人物だ。1994年にムーブメントを開発する会社を設立し、独立時計師としてのキャリアをスタート。98年からは自身のコレクションを立ち上げ、特許を取得した数々の技術と独自のスタイルを築き上げてきた。デビュー作の「アンティコア パーペチュアルカレンダー」をはじめとする作品群は、既存のものとは一線を画するものだった。
ルイ・エラール×ヴィアネイ・ハルター「エクセレンス トリプティック レギュレーター リミテッド エディション」
自動巻き(Cal.SW266-1)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SS(直径42mm、厚さ12.25mm)。5気圧防水。限定178本。45万円(税別)。
自動巻き(Cal.SW266-1)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SS(直径42mm、厚さ12.25mm)。5気圧防水。限定178本。45万円(税別)。
アラン・シルべスタイン同様、時計愛好家の注目を集めること間違いなしのコラボレーションを果たした今作は、ルイ・エラールのメインコレクションであるレギュレーターをベースとし、ヴィアネイ・ハルターの代表作である「クラシック」を彷彿とさせるデザインに仕上げられた。リベットが打ち込まれたようなリュウズや立体的な造形の文字盤、特徴的な形状のブルーカラーの針などから、ひと目でヴィアネイ・ハルター作だと分かる。
セリタ製の汎用エボーシュをチューニングしたムーブメントを搭載して価格を抑えつつも、高名な独立時計師の意匠を感じ取ることができる今作。コレクターの新しい選択肢を広げる1本になるはずだ。
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https://www.webchronos.net/features/45475/
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