フォルティスのあらゆるコレクションに影響を及ぼした「フリーガー」シリーズが2020年に一新され、4つのレギュラーモデルが発表された。同時に、ブルーダイアルと秒針の赤い差し色が特徴の日本限定モデルが登場する。限定50本という希少性の高さにも注目だ。
ブルー×レッドのジャパンカラーをまとった「フリーガー」
自動巻き(Cal.UW-30)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SS(直径39mm)。20気圧防水。日本限定50本。25万円(税別)。2021年1月発売予定。
プロフェッショナルから信頼される計器を作り続けてきたフォルティス。1987年に誕生し、同社を代表するコレクションのひとつである「フリーガー」は、パイロットに必要な機能を備えたツールとして多くの支持を得てきた。30年以上にわたってプロフェッショナルに親しまれてきたフリーガーの2020年モデルでは、伝統的なパイロットウォッチの要素を残しながら、現代的なスタイルへと進化した。
そして今回、フリーガーの中で最もシンプルなモデル「F-39 オートマティック」をベースにした日本限定モデルが発表された。ケースや剣型の時分針など基本的なデザインはそのままに、光の加減で表情を変えるサンレイ仕上げのブルーダイアルと赤い秒針が採用され、ベースモデルとは印象を異にする。インデックスや針の先端に塗布されたスーパールミノバも、暗所ではグリーンに光るホワイトカラーのものへと変更されている。使用されているルミノバは、発光時間が最も長いX1であるため、どのような環境下でも正確な時刻の読み取りを可能にしている。
また、新生フリーガーのダイアルにはふたつの新しいデザイン要素が取り入れられた。航空機の隊列飛行時に行う軌道調整のための「シンクロライン(SYNCHROLINE®︎)」と、瞬時の時刻読み取りを可能にする「ブリックストラック(Brixtrack®︎)」である。シンクロラインはダイアル上の±5秒の位置に配されたラインのこと。ブリックストラックは、ダイアル外周に配された円形のトラックである。
実用のために考え抜かれた外装にも着目したい。ステンレススティール製のケースは直径39mmに設定されており、日本人の腕にもフィットしやすいサイズだ。傷が付きにくいようにすり鉢状の傾斜が設けられた回転ベゼルや、微調整可能なスライディングクラスプを採用したブレスレットなど、プロフェッショナルとともに成長を遂げた同社だからこそ為せる技である。
2021年1月発売予定の本モデル。50本という限られた本数での販売となるため、購入を希望される方は早めの検討をお勧めしたい。
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