ラング&ハイネの創業者、マルコ・ラングの新しいプロジェクトが始動して、しばらくの時間が経過した。そして、そのプロジェクトがやっと形になり、昨年末に公開された。ラング&ハイネを離れた後、自宅兼工房(以前のラング&ハイネ本社屋)にて新作のアイデアは練られた。そして登場したのが、ダブルフェイスの腕時計、「ツヴァイゲズィヒト(Zweigesicht)」。文字通り、ふたつ(Zwei)の顔(gesicht)を持つモデルである。
Model “Zweigesicht-1”(ツヴァイゲズィヒト 1)
「ツヴァイゲズィヒト」シリーズのファーストモデルは、ストラップのアタッチメントを操作するだけで、肌に触れている側の「お気に入りの顔」を表側にして見せることができる。特殊なケース対称のムーブメント構造による両面表示であるにもかかわらず、時計はスリムで新鮮に見える。34mmという大型のムーブメント径に対して、ケース径40mmという比率は、ウォッチコニサーにとって精密時計のクオリティと美しさを満たす必要十分条件を有している。そして、このモデルは18本しか製作されない。
ツヴァイゲズィヒト 1
手巻き(Cal.ml-01)。28石(27個のルビーと1個のダイアモンド)。2万1600振動/時。SS、18KRG、Ptの3種(直径40mm、厚さ9.5mm)。パワーリザーブ約70時間。50m防水。SS:880万円(税別予価)、18KRG:980万円(税別予価)、Pt:1060万円(税別予価)。
手巻き(Cal.ml-01)。28石(27個のルビーと1個のダイアモンド)。2万1600振動/時。SS、18KRG、Ptの3種(直径40mm、厚さ9.5mm)。パワーリザーブ約70時間。50m防水。SS:880万円(税別予価)、18KRG:980万円(税別予価)、Pt:1060万円(税別予価)。
キャリバー ml-01
硬化鋼(焼き入れ鋼)製のフライング・ブリッジは、新しいマルコ・ラングプロジェクト初のムーブメントの基本的な設計コンセプトだ。オフセンターにセットされた 4本スポークのフリースプラング・テンプは、ゴシック様式の教会の窓の形からインスピレーションを受けたもの。直列に配置されたふたつの香箱により、約70時間ものロングパワーリザーブを確保している。追加されたふたつの針は、スケルトン化された半透明のエナメルダイアル上に時間と分を表示する。ローズゴールドのベースプレイト上にハードゴールド合金製の歯車、ポリッシュ、ブラッシュあるいはブルーの焼き入れをしたスティール、ルビーを配置し、トップには自銘がエングレーブされた。
新たなシステム「ショック・インディケーション」
時計への衝撃は3次元すべてで衝撃の影響を記録することはできないが、レバー・スプリング機構を使用してX座標とY座標が記録および表示できる。小さな錘がふたつのフォーク状のコンポーネントの偏向(振れ)を捉え、それがそれぞれ2本の針を持つスプリングハンド・レバーによって表示される。このシステムは、コレクターによって、いつでもリセットできる。
この非常に小型化されたメカニズムは、リューズの反対側に配置されており、美しいコウモリ型のブリッジとのハイライトを演出している。
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