2021年、ジラール・ペルゴが創立230周年を迎える。今年、同社では多くのハイライトが予定されているが、その第1弾として、eコマース(電子商取引)プラットフォームが立ち上げられ、新しい「ロレアート アブソルート ワイヤード」がオンラインで独占販売される。このリミテッドエディションは、ジラール・ペルゴの豊富な経験をもとにつくられており、1975年以来ブランドの象徴となっているロレアートの伝統を受け継ぎながらも、最先端技術のノウハウが詰め込まれている。
ジラール・ペルゴ「ロレアート アブソルート ワイヤード」
自動巻き(Cal.GP03300-1058)。63石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約46時間。ブラックのカーボングラスケース(直径44mm、厚さ15.15mm)。ベゼルはブルーのカーボングラス製。50m防水。シリアルナンバー付き 88本限定生産。194万円(税別)。
2019年に発表された「ロレアート アブソルート」は、1975年に誕生した象徴的なモデルの伝統を受け継ぐと同時に、力強く男性的な個性を打ち出したモデルだ。そして今回、ジラール・ペルゴはこの比類ないストーリーに新たな章を追加すべく「ロレアート アブソルート ワイヤード」を発表した。
どのモデルも世界に一つだけのもの
この新しいクロノグラフは直径44mmで、カーボングラスケースに収められている。ケースはカーボンファイバーとグラスファイバーの層でできており、高温・高圧を加えることで均質な素材となる。こうして生まれるケースは、若干ざらつきのある、マットな質感に仕上がる。興味深いことに、製造時、内部の層に不規則性が生じてランダムな配列となることから、どの時計も世界にひとつだけのものとなるのだ。ベゼルも、ケースと同じ工程で製造されるが、さらにエレクトリックブルーの色調を加えることで、ジラール・ペルゴの特徴である8角形が強調されている。
重量はわずか94g
上の層のマットブラックと下の層のブラックゴールドが繊細なコントラストをなしており、バトン型インデックスなどの文字盤のディテールにさらに奥行きを生んでいる。巧みに立体感を引き出し、文字盤全体が引き立つデザインで、文字盤の下の部分に3つの積算計を配置し、文字盤を囲むフランジに分目盛りを刻むことでクロノグラフの視認性が一段と高められた。
装着時の快適性を高めるために、ロレアート アブソルート ワイヤードには、ブラックのファブリック調ラバーストラップ(ブラックのステッチ入り)が組み合わされる。ケースからストラップまで、表面が流れるようにつながっているため、一体化したひとつの部品であるかのように見えるのが特徴だ。ブラックのクロノグラフプッシュボタンは加工を施したチタン製で、ブルーの縁取りがされている。ストラップは特殊なラバー製で、従来のラバーよりも柔軟性と強度に優れている。ブラックチタンのフォールディングバックルには、ストラップの長さを微調整できるシステムが備わり、手首に最適にフィットさせることが可能だ。
このモデルは、発売開始から最初の1カ月間は、マニュファクチュールのコアコレクションの一連のモデルとともに、新しいジラール・ペルゴのeコマースプラットフォームで独占販売される。このサービスは、当初は英国と米国をベースとする顧客だけが利用でき、その後、他の国でも利用可能となる予定だ。
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