ユンハンスは2021年夏に開催予定の東京オリンピックへ期待を込めて、日の丸からインスピレーションを受けたカラーリングの特別エディション「1972 クロノスコープ ジャパン リミテッド エディション 2020」を、国内200本限定で発売する。
ユンハンスが公式タイムキーパーを務めたミュンヘン大会
クォーツ(Cal.J654.83)。SS(直径43.3mm、厚さ11.3mm)。10気圧防水。日本限定200本。9万3000円(税別)。
広く知られてはいないが、ユンハンスとオリンピックは深い関係にある。1972年にドイツで開催されたミュンヘンオリンピックで公式タイムキーパーを務めた同社は、独自に開発した計測機器を用いた先進的な方法で記録を行った。
スターターピストルとスターティングブロックを、初めて電子的に接続することに成功。計測機器から電子信号を送ることで、これまでより正確なタイムの計測を可能にした他、全ランナーのタイムを個別に測定した。また、史上初めてカラー写真判定による100分の1秒計測が可能になった。
ユンハンスは斬新な測定方法を開発し、さまざまな「史上初」を作り上げたブランドなのだ。
日の丸カラーをまとった日本限定モデル
そんなユンハンスは2019年7月に日本限定202本の「フォーム メガ ジャパン リミテッド2020」、6月には世界限定150本の「1972 クロノスコープ」を発表するなどこの数年、日本限定モデルをいくつか手掛けている。
クォーツ(Cal.J654.83)。SS(直径43.3mm、厚さ11.3mm)。10気圧防水。日本限定200本。7万8000円(税別)。
そして20年12月には「1972 クロノスコープ ジャパン リミテッド エディション」が日本限定200本で登場した。ダイアルの配色は日本の国旗である日の丸からインスピレーションを受けたもの。ホワイトを基調としたダイアルに、赤くペイントされたサブダイアルがジャパンカラーを主張する。また、付属のレザーストラップも同様の色調で、赤く塗られたコバはダイアルとの統一感を生んでいる。
通常のクロノスコープは、マイスターやマックスビル同様のシンプルな「バウハウス」デザインだが、今作はモデル名に記される通り、1972年当時のデザインを蘇らせた復刻仕様だ。逆回転防止ベゼルを採用したクッションケースは直径43mmと大型で、横3つ目配置のクロノグラフ針がスポーティーな雰囲気を演出する。
ケースバックには陸上競技のスタートの瞬間が描かれ、ミュンヘン・オリンピックの公式タイムキーパーだった歴史とシリアルナンバーが刻まれている。
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