2年連続でジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリにノミネートされた、針がない時計「Trilobe（トリローブ）」

2021.01.27

3つ葉のモチーフをトリローブと言う。ブランド名でもあるこのシンボルが、新しい時間のインジケーターとなっている。写真の時刻は8時34分4秒。3つの回転リングが弾けるようなダンスを繰り広げ、時間が進むにつれて変化する。最も大きなリングは時間を、中間のリングは分を、最も小さなリングは秒を表す。

サント・シャペル大聖堂のステンドグラスのバラ窓。このモチーフは秒表示ディスクのスケルトン設計のために選ばれた。道行く人々の視線から離れたパリの不思議な場所。建築学では「レヨナン」と呼ばれ、バラ窓の飾り格子の放射性デザインを特徴とし、外光が差し込む構造を作りだす。トリローブではムーブメントの心臓部へと誘う繊細な光を導き入れるため、バラ窓のデザインを採用した。

時計の針とは逆へ回転するエキセントリックな偏心機構

Trilobe（トリローブ）は、クロノード社の工房（ジャン・フランソワ・モジョン）の協力のもと、ブランド独自のエスプリからデザイン・開発したX-セントリックオートマチックムーブメントを搭載。ブランドのアイデンティティーを反映するこの自社製キャリバーは、現代的エスプリを効かせ、構造上の幾何学美をシンプルな視点で引き立てている。X-セントリックキャリバーに搭載されたマイクロローターは、精巧さと技術的な性能を兼ね備えている。

わずか8.80mmのケース厚

Trilobe トリローブ

316Lスティールのケースは、わずか8.80mmのケース厚に設計され、ケースバックには両面反射防止加工を施した透明のサファイアクリスタルを採用。面取りに手磨きでポリッシュを施したラグ、鏡面加工とマイクロバイル加工を交互に施したサテン仕上げのケースサイド、そのひとつひとつに洗練された最高レベルの仕上げが施されている。

トリローブ「レ・マティノー」コレクション

自動巻き（Cal.X-セントリック）。33石。2万8800振動／時。パワーリザーブ約48時間。SS（直径40.5/38.5mm、厚さ8.8mm）。50m防水。82万円（税別）。

自動巻き（Cal.X-セントリック）。33石。2万8800振動／時。パワーリザーブ約48時間。SS（直径40.5/38.5mm、厚さ8.8mm）。50m防水。102万円（税別）。

自動巻き（Cal.X-セントリック）。33石。2万8800振動／時。パワーリザーブ約48時間。18KRG（直径40.5mm、厚さ8.8mm）。30m防水。182万円（税別）。

コレクション名の由来

「運に賭け、幸せを握りしめ、危険をいとわないこと。それがあなたにとって常になるだろう」。詩人ルネ･シャールは、希望と勇気の中に、自らが進むべき道を見いだした。ルネ・シャールの詩集に対するオマージュから名付けられた「レ・マティノー」コレクションは、こうした精神の中で生み出された。まだ日本未上陸だが下記のオフィシャルサイトから購入可能。

Contact info：Trilobe（トリローブ）　https://trilobe.com/en/

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