コルムのアドミラルコレクションに加わったのは「アドミラル 45 トゥールビヨン オープンワーク カーボン&ゴールド」だ。カーボン素材と18Kゴールドのパウダーを混ぜた特殊な素材をケースに採用しており、世界限定48本の希少な複雑時計である。
先鋭的な新素材を初採用
コルムは、アドミラルコレクションに「アドミラル 45 トゥールビヨン オープンワーク カーボン&ゴールド」を加えた。その名称が示す通り、肉抜きしたムーブメントに、フライングトゥールビヨンを搭載したモデルだ。
アドミラルコレクションは同社が1960年に発表したシリーズで、世界で最も厳しいと言われるヨットレース「アドミラルズカップ」に由来する。発売以来多くのバリエーションを生み出し、メゾンのDNAに立ち戻りながら再解釈を加え、進化を繰り返してきた。ヨットに使われるナットを模した12角形のベゼルと、船舶間の通信で用いられる航海ペナントを模したデザインは、海を愛する人々から支持を受けてきた。
自動巻き(Cal.CO298)。37石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。カーボン+18KRG(直径45mm、厚さ14.3mm)。100m防水。世界限定48本。902万円(税込予価)。
今回発表された新作は、コルムの先進性を体現するようなアヴァンギャルドな1本だ。特筆すべきは、新しい素材をケースに取り入れた事だろう。直径45mmの大型ケースは、強度に優れたウルトラライトカーボンを用いて軽量化し、そこに18Kローズゴールドのパウダーを混ぜ込んだ特殊な素材を採用している。これはブランド初の新素材で、一般的なフォージドカーボンとは異なり、一層きらびやかな印象を受ける。
ムーブメントは、コルムが独自に開発した自動巻きキャリバー「CO298」を搭載している。精密な調整が求められるフライングトゥールビヨンが、2万1600振動/時という低振動で優雅に回転する様子を眺めることができる。オープンワークを施したブリッジが支えるのは、12時位置のゼンマイを収めた香箱や3時位置のパワーリザーブ、そして9時位置のスモールセコンドだ。自社製ムーブメントならではのパーツの見せ方で、所有者を楽しませてくれる。
一体型のラグとシームレスに繋がるように設計されたストラップは、表面に合成繊維、裏面にゴムを使用したバイマテリアルのものだ。ゴールドパウダーがアクセントになったカーボンケースに合わせ、ゴールドカラーのステッチを組み合わせた。
存在感を放つ世界限定48本の新しいアドミラルは、新素材を採用することで新時代のコルムを体現している。
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