ロンジンのヘリテージモデルの中で高い人気を維持する「ロンジン レジェンドダイバー」に、新たなカラーバリエーションが追加された。グラデーションを施したブルーとブラウンのダイアルが目を引く2本がラインナップされ、その美しい仕上がりには価格以上の価値を感じざるを得ない。
ロンジンのダイバーズの歴史を体現
ロンジンが発表した2021年の新作は、ヘリテージモデルを復刻したコレクションの中で絶大な人気を誇る「ロンジン レジェンドダイバー」の新しいカラーバリエーションだ。非常に深みのあるブルーとブラウンの2色が展開され、グラデーションが施されている点に注目したい。かつて同社が作り上げた、ファーストモデルのダイバーズウォッチを思い起こさせるデザインは、ロンジンがダイバーズの世界で刻んだ歴史と、絶え間ない技術の進化を感じさせる仕上がりである。
多くのプロフェッショナルに支持されてきた同社が、ダイバーズウォッチの製作を始めたのは1937年のことだった。当時発表されたRef.4270は、マッシュルーム型プッシュボタンと、フライバッククロノグラフ機能を持つキャリバー13ZNを搭載したダイバーズウォッチで、防水機能に関する特許を申請した。
何度かの改良か重ねられた後、ブランド初の一般向けダイバーズウォッチを58年に発売、続く60年代では数々のバリエーションを製作した。今作のデザインの元となったのは、50年代末から60年代初頭にかけて製作された複数のモデルで、当時から現代に通用する200mの防水性能と、強度を高めたふたつのリュウズを備えていた。
オリジナルモデルが持つディティールを継承
自動巻き(Cal.L888.5)。21石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約72時間。SS(直径42mm)。300m防水。31万4600円(税込み)。
今日まで刻んできた歴史を重要視するロンジンは、ダイバーズウォッチに限らず数多くの復刻モデルを手がけている。レジェンドダイバーに関しては2007年に初の復刻モデルを製作しており、年を追うごとにそのラインナップを充実されている。
そのレジェンドダイバーの最新作である今作は、同社が培ってきたウォッチメイキングの技術と共に、原型となったオリジナルモデルに込められた精神とデザインを、現代まで受け継いでいる。
最も目を引くのは美しいダイアルで、水中を思わせる深みのあるブルーと、ヴィンテージの雰囲気を漂わせるブラウンの2色が採用された。光沢感のあるダイアル表面にはグラデーションが施されており、その上から細かく刻まれたバーインデックスが配されている。5分刻みのインデックスと時分針にはスーパールミノバが塗布されているため、光が届かない水中での視認性も確保されている。
300mの防水性能を備えたスリムなケースは、オリジナルモデル同様42mmを採用。ボックス型のサファイアクリスタル風防や、ふたつのねじ込み式リュウズなどは最新の技術が投入され、さらにシリコン製のヒゲゼンマイを使用した、約72時間のパワーリザーブを備えるロンジン専用キャリバーL888.5を搭載。購入時から5年間の保証期間が付帯している点は、ユーザーに安心感を与える。
Contact info: ロンジン Tel.03-6254-7350
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