ルイ・モネは、2021年11月に開催されるチャリティオークション「オンリーウォッチ」に出品するため、ユニークピース「メモリス スピリット オンリー・ウォッチ」を製作した。クロノグラフ機構をダイアル側に配した独自のデザインで、ゴールドカラーの時分ダイアルが主張する、ユニークなカラーコンビネーションだ。
特別感を生むゴールドダイアル
世界で初めてクロノグラフ機構を開発したことで知られる時計師の名を、ブランド名に掲げるルイ・モネは、今年度で9回目を迎える隔年開催のチャリティオークション「オンリーウォッチ」を支援することを発表した。50を超える時計ブランドが集まり、このイベントのために1点もののユニークピースを製作する。
集まった収益は、モナコ筋ジストロフィー協会主導のもと、デュシェンヌ型をはじめとする筋ジストロフィーの治療法を研究・開発のために使われる。この病気は、おおよそ3500人にひとりの割合で発症する変性神経筋疾患。多くの人々を苦しめている症状を少しでも和らげるために、継続して開催されている。
ルイ・モネがこのオークションに参加するのは今年で3回目だ。2017年と19年には、それぞれメトロポリスとメモリスのユニークピースを製作したが、今年は19年に引き続き、ブランドを代表するクロノグラフモデル「メモリス」がピックアップされた。
自動巻き(Cal.LM84)。34石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約48時間。Ti(直径40.7mm)。50m防水。ユニークピース。価格はオークション落札額となる。
今回発表された「メモリス スピリット オンリー・ウォッチ」は、クロノグラフの進化を象徴し、機能性とデザイン性を兼ね備えた1本に仕上がっている。何より目を引くのは、ダイアル側に露出した、147個のパーツで構成されたクロノグラフ機構だろう。12時位置では、クロノグラフ操作の中枢を担うコラムホイールが機能する。専用のシングルプッシャーを押せば、各操作ごとの緻密な動きを鑑賞することが可能。
ユニークピースならではのカラーコンビネーションも魅力のひとつだ。ダイアル側から見えるムーブメントのメインプレートや、外周を囲むクロノグラフ秒針のカウンターはブルーカラーである。それに対し、6時位置の時分表示ダイアルは鮮やかなゴールドカラーであるため、両者のコントラストが際立っている。
機構の鑑賞を邪魔せぬよう、30分積算計とスモールセコンドのサブダイアルは、透明なサファイアクリスタル製。クロノグラフの積算針を赤くペイントすることで、視認性を高めている。
直径40.7mmのケースにはグレード5チタンを使用することで、軽量化と同時に装着感を向上させた。ドーム型の風防はサファイアクリスタル製で、立体的なクロノグラフ機構をより強調。トランスパレント仕様のケースバックに刻まれた「ONLY WATCH - N° 01/01」の文字が、このモデルがユニークピースであることを証明する。
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