フォルティスを代表するパイロットウォッチ「フリーガー」に新作が追加された。ケースの直径が39mmの「フリーガー F-39 ミッドナイトブルー」と41mmの「フリーガー F-41 ミッドナイトブルー」の2本で、今回新たに深みのあるブルーカラーのダイアルを採用。プロツールとしてのスペックを備え、外装にはリサイクルスティールが使用されている。
人気の高いブルーダイアルを採用した新生フリーガー
フォルティスのパイロットウォッチ「フリーガー」コレクションから、2021年の新作「フリーガー F-39 ミッドナイトブルー」と「フリーガー F-41 ミッドナイトブルー」の2モデルが発表された。
自動巻き(Cal.UW-30)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径39mm、厚さ12.65mm)。20気圧防水。22万円(税込み)。2021年秋発売予定。
(右)フォルティス「フリーガー F-41 ミッドナイトブルー」
自動巻き(Cal.UW-30)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径41mm、厚さ12.65mm)。20気圧防水。22万円(税込み)。2021年秋発売予定。
1987年の誕生依頼、フォルティスの数あるラインナップにおける礎を築いてきたフリーガーは、多くのプロフェッショナルから支持されている機能的なパイロットツールである。2020年には、さらなる視認性や実用性の向上を目指した新たなデザイン要素を加え、コレクション全体を刷新。「デザインのないところに機能は存在せず、その逆も然り」という、ブランドのモットーを見事に体現している。
今回発表された2モデルは、新たに“ミッドナイトブルー”のダイアルが採用された。周囲の光に変化に伴って表情を変える、光沢のあるブルーカラーで、注意深く見ると縦目のヘアライン加工が施されているのが分かる。コレクションに共通した、ダイアル12時位置の「シンクロライン」や、外周部の「ブリックストラック」などのユニークなデザイン要素は、本作の特徴のひとつとなっている。
シンクロラインとは、ダイアル12時位置の±5秒の位置にデザインされたオレンジカラーのラインを指す。「軌道修正ユニット」とも呼ばれ、航空機のパイロットが隊列飛行を行う際、チームメイトの動きに合わせて飛行する軌道を修正するためのものだ。夜光塗料が塗布されているため、暗所での視認性も確保されている。
ブリックストラックとは、ダイアル外周部に配されたバー状のミニッツトラックを指す。このトラック上には、スーパールミノバを塗布したアプライドインデックスが取り付けられ、特に暗所での視認スピードを向上させる役割を果たす。
直径39mmと41mmが用意されたケースにはリサイクルスティールを使用。一般的なステンレススティールが部分的に再利用金属を含んでいることに対し、本作のステンレススティール1.4404は、素材のほどんどがリサイクルスティールである。とは言え、外観ならびに品質は一般的なものと変わりない。
加えて、標準装備されたインディゴカラーのストラップには、オリーブの葉で加工されたドイツ製のハンドメイドレザーを採用。新生フリーガーは、素材の持続可能性を意識したパイロットウォッチなのだ。
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