コルムの2021年新作「アドミラル 38 オートマティック」が発売開始

コルムが2021年5月に発表した新作「アドミラル 38 オートマティック」が発売開始となった。日本限定で展開される3カラーの新作は、装着感に優れたステンレススティール製のブレスレットを採用。ケース直径38mmというサイズが、日本人の腕によく馴染むだろう。

快適なブレスレットを採用した日本限定モデル

　コルムは、2021年5月に発表した新作「アドミラル 38 オートマティック」3モデルの発売を開始した。ヨットなどの船舶に使われるナットから着想を得た12角形のベゼルや、船舶同士の交信に用いられる航海ペナントをそのまま使用したカラフルなインデックスなど、1983年に登場したオリジナルモデルが持っていたアイコニックな要素が引き継がれている。

コルム「アドミラル 38 オートマティック」
自動巻き（Cal.CO082）。25石。2万8800振動／時。パワーリザーブ約42時間。SS +18KPG（直径38mm、厚さ8.95mm）。50m防水。日本限定モデル。154万円（税込み）。

コルム「アドミラル 38 オートマティック」
自動巻き（Cal.CO082）。25石。2万8800振動／時。パワーリザーブ約42時間。SSケース（直径38mm、厚さ8.95mm）。50m防水。日本限定モデル。81万4000円（税込み）。

　世界の外洋航海レースの中で最も過酷だと言われるヨットレース「アドミラルズカップ」を名前の由来とし、ケースは広大な海を想起させる「ガンブルー」と呼ぶカラーリングは当時でも先進的だった。それと同じくガンブルーの外装を持つ2種の新作「アドミラル 38 オートマティック」は日本限定モデルとして展開され、新タイプのステンレススティール製ブレスレットが採用された。ケース直径は38mmという控えめなサイズで、日本人の腕にもよく馴染むよう工夫されており、しなやかな3連ブレスレットは長時間着用していても快適だ。

　デイト表示付きの3針というシンプルな機能ながら、立体感のある2枚の複層ダイアルによって奥行き感をもたらしている。上面のレイヤーは船舶に搭載されているコンパスから着想を得たもので、各先端には航海ペナントを模したインデックスが配されている。また、下部のレイヤーには細かな円形状の溝が施されており、光を捉えて表情を変化させる。

　2種類の“ガンブルー”モデルに加え、ケースとブレスレットにコーティングを施していないモデルも同時に発売される。サテンとポリッシュを使い分けたスレンレススティールの外装とホワイトカラーのダイアルは相性が良く、カラフルな航海ペナントのインデックスが時計にアクセントを加えている。こちらも同様に日本限定モデルだ。