Lang & Heyne(ラング・アンド・ハイネ)は、工房設立20周年を記念し、最新作「HEKTOR(ヘクトール)」を発表した。ヘクトールは、多くの細かなディテール全体が特徴であり、「ペチコート」シェイプのデザイン要素がいくつも視覚化されている。
HEKTOR(ヘクトール)
ブランド初のセンターセコンドのムーブメントをダイアルの開口部から見ることができるのは大きな特徴だ。しかしヘクトールの本当の美しさは、すべてのラング・アンド・ハイネの時計と同様、ケースバックのサファイア・クリスタルを通して見えるムーブメントの様式美を理解することで一層明らかになるのだ。このエディションは99 本の限定生産で、グリーン、グレイ、ブルーのダイアルがそれぞれ33本生産される。
手巻き(Cal.LANG & HEYNE 33.2)。19石。2万1600振動/時。輪列はArcap製(Arcap合金 : ニッケル、銅、コバルト、亜鉛からなる合金。鉄を含まないため磁場の影響を受けにくく、腐食や温度変化などに対して強い耐性をもつ)。SS(直径40mm、厚さ10.95mm)。パワーリザーブ約48時間。50m防水。275万円(税込み)。
ヘクトールの「ペチコート」デザイン言語は、ムーブメントの構造や受け、ダイアルや針に至るまで強い存在感を伝えている。ムーブメントの受けと3 本の針もこのイメージを強調している。特別に設計されたソリッド・スティール製のブレスレットも、独自のデザイン要素を取り入れ、面取りされたリンクの形状とともに独自性を放つ。ヘクトールのアプライド・インデックスとインナーダイアルのレリーフ・パターンにある様式化された「H」は、興味深いデザイン要素として読み取ることができる。
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自社キャリバー – LANG & HEYNE 33.2
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このモデルに搭載されるラング・アンド・ハイネ自社製、キャリバー33.2は、ダイアルの開口部と同様の「ペチコート」シェイプの受けによって可能になったオープンワークの構造が目を惹く。独自に開発したエキセントリック・バランスとフライング・バレルにより、エクストラ・フラットなデザインを実現した。テンプ受けの特別なパーツは微調整を可能にし、着用者はムーブメント構造の奥深さを見ることができる。すべてのコンポーネントは磨かれると特別な光沢を放つ洗練された非磁性素材であるArcapで作られている。シャフト、スクリューやレバーのようなフラットなコンポーネントはスティール製である。
ケースとブレスレット
ケースとブレスレットはムーブメントに完全にマッチし、テーラーメイド・スーツのように格納される。柔らかな雰囲気を与えるクッション型のリューズガードは、優れた装着感を可能にし、目にも心地よいものだ。
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https://www.webchronos.net/news/42008/