実用性とデカダンスが融合したジラール・ペルゴ「ロレアート アブソルート ゴールドフィーバー」

2021.11.24

時計はスポーティかエレガントかにはっきり分かれるものが多く、両方を兼ね備えたタイプは稀だ。しかし1975 年に発表されたロレアートは、この傾向に逆らうかのごとく、やがて伝説となる独特の外観を持っていた。ジラール・ペルゴはこれまでも、2 つの対照的な要素を融合させるという稀有な能力を発揮してきた。「ロレアート アブソルート ゴールドフィーバー」は、クロノグラフとラグジュアリーなピンクゴールドによって大胆なスタイルと実用性を融合させたモデルである。

ロレアート アブソルート ゴールドフィーバー

 直径44 mm のケースはグレード5 のチタン製のため、軽量でありながら手首で圧倒的な存在感を感じさせる。このケースはブラック コーティングで、サテン仕上げに直線と曲線を組み合わせた装飾が施され、エッジ部分はポリッシュ仕上げとなっている。本格的なダイビングウォッチ以外では珍しく、300 mの高い防水性を備えている。 2019 年に発表された初代モデルと同じく、ケースバックは6 個のねじ留めで、Laureart Absolute のロゴが刻印されているのが特徴だ。

/
ほかのいくつかのロレアート アブソルート モデル同様、ゴールドフィーバーの文字盤もサンドイッチ構造だ。多くの時計のインデックスは文字盤のメインの層に配されるが、このモデルでは珍しい手法が用いられている。文字盤の上側のブラックの層を切り抜くことで、下の ピンクゴールドの層のバトン型インデックスとサブダイアルが見えるように加工された。このデザインを採用することで文字盤に奥行きが生まれ、優れた視認性を確保しつつ、視覚的な魅力が増大している。 ピンクゴールドは、時針と分針、アプライドの ロゴ、文字盤を飾る つのカウンターにも用いられている。


ピンクゴールドを充填したラバー合金

自動巻き(cal.GP03300-1058)。63石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約46時間。グレード5 Ti(直径44mm、厚さ14.65mm)。300m防水。世界限定188本。14,390スイスフラン。1月中旬まではRevolution およびThe Rake のサイトでの先行発売。

 ロレアート アブソルート ゴールドフィーバーでは、ジラール・ペルゴ独自のピンクゴールドを充填したラバー合金を用いた革新的なハイテクラバーストラップを初めて取り入れた。FMK ラバー製のこのストラップは、18K ピンクゴールドを注入してファブリック調に加工されている。その妥協を許さない姿勢にふさわしく、FMK ラバーは従来のラバーに比べて一段と優れた柔軟性および耐久性を備えている。さらに、気品のあるメタル素材が加わったことで、高級感のある外見と感触を持つストラップに仕上がった。1975 年のロレアートと同じように、このストラップもケースに溶け込むように滑らかに一体化した。チタンのフォールディング バックルには、ストラップの長さを微調整できるシステムが備わり、人間工学に基づいて手首に完璧にフィットさせることが可能だ。


Contact info: ソーウインドジャパン Tel.03-5211-1791


サンドイッチ文字盤を使用した300m防水のタフ設計、ジラール・ペルゴ「ロレアート アブソルート Ti 230」

https://www.webchronos.net/news/68829/
ジラール・ペルゴ【2021 新作】「ロレアート アブソルート ワイヤード」

https://www.webchronos.net/news/59035/
ジラール・ペルゴ的〝ラグスポ〟ウォッチが持つ3つの普遍的魅力とは?「ロレアート 42mm」&「ロレアート クロノグラフ 42mm」

https://www.webchronos.net/features/68676/