時計はスポーティかエレガントかにはっきり分かれるものが多く、両方を兼ね備えたタイプは稀だ。しかし1975 年に発表されたロレアートは、この傾向に逆らうかのごとく、やがて伝説となる独特の外観を持っていた。ジラール・ペルゴはこれまでも、2 つの対照的な要素を融合させるという稀有な能力を発揮してきた。「ロレアート アブソルート ゴールドフィーバー」は、クロノグラフとラグジュアリーなピンクゴールドによって大胆なスタイルと実用性を融合させたモデルである。
ロレアート アブソルート ゴールドフィーバー
直径44 mm のケースはグレード5 のチタン製のため、軽量でありながら手首で圧倒的な存在感を感じさせる。このケースはブラック コーティングで、サテン仕上げに直線と曲線を組み合わせた装飾が施され、エッジ部分はポリッシュ仕上げとなっている。本格的なダイビングウォッチ以外では珍しく、300 mの高い防水性を備えている。 2019 年に発表された初代モデルと同じく、ケースバックは6 個のねじ留めで、Laureart Absolute のロゴが刻印されているのが特徴だ。
ピンクゴールドを充填したラバー合金
ロレアート アブソルート ゴールドフィーバーでは、ジラール・ペルゴ独自のピンクゴールドを充填したラバー合金を用いた革新的なハイテクラバーストラップを初めて取り入れた。FMK ラバー製のこのストラップは、18K ピンクゴールドを注入してファブリック調に加工されている。その妥協を許さない姿勢にふさわしく、FMK ラバーは従来のラバーに比べて一段と優れた柔軟性および耐久性を備えている。さらに、気品のあるメタル素材が加わったことで、高級感のある外見と感触を持つストラップに仕上がった。1975 年のロレアートと同じように、このストラップもケースに溶け込むように滑らかに一体化した。チタンのフォールディング バックルには、ストラップの長さを微調整できるシステムが備わり、人間工学に基づいて手首に完璧にフィットさせることが可能だ。
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